【浜松市】マルチーズのひどい毛玉のほぐし方!細くて柔らかい絹糸のような毛を傷めないコツ

ベージュのエプロンを着て微笑む女性ペットトリマーが、ペットサロンのグレーのトリミングテーブルの上で、スリッカーブラシを使って可愛い白いマルチーズを優しくブラッシングしている

こんにちは!静岡県浜松市にあるトリミングサロン「ドッグアシル」です。

気品のある真っ白なコートと、まるで絹糸(シルク)のように細くて柔らかい毛並みが魅力のマルチーズ。しかし、その繊細な美しさゆえに「気がついたら愛犬の体にひどい毛玉ができていた…」と頭を悩ませている飼い主様も多いのではないでしょうか。

マルチーズの毛は非常に細く、シングルコート(下毛がない性質)のため、少しの摩擦でも絡まりやすい特徴を持っています。無理に引っ張ると、ワンちゃんが痛がってブラッシング嫌いになってしまうことも。

そこで今回は、数多くのマルチーズをお手入れしてきたトリマーが、細くて柔らかい毛を傷めない「ひどい毛玉のほぐし方」のコツを徹底解説します!

1. なぜできる?マルチーズに毛玉ができやすい理由と放置するリスク

マルチーズの毛並みを美しく保つためには、まず「なぜ毛玉ができるのか」を知ることが大切です。

マルチーズの毛質の特徴

マルチーズの被毛は、犬種の中でもトップクラスに細く、柔らかいのが特徴です。人間の細い髪の毛が絡まりやすいのと同じように、マルチーズの毛も少し動くだけで摩擦が起き、互いに絡み合ってしまいます。

毛玉ができやすい「要注意スポット」

  • 耳の付け根・耳の裏: 触る機会が多く、掻く動作でも絡みやすい場所です。
  • 脇の下・付け根: 歩くときの摩擦が原因になります。
  • 首周り: 首輪やハーネスが擦れることで、あっという間に大きな毛玉に。
  • お腹・足の付け根: 地面に近く、座ったり伏せたりする際の摩擦を受けます。

毛玉を放置するとどうなる?

「見えない場所だから」と毛玉を放置するのは絶対にNGです。毛玉が大きくなると皮膚をきつく引っ張るため、ワンちゃんは常に突っ張り感や痛みを感じることになります。さらに、毛玉の隙間に湿気がこもって雑菌が繁殖し、皮膚炎やニオイの原因にもつながるため、早めのケアが必要です。

2. 【準備編】プロが愛用する毛玉ほぐしのおすすめアイテム

繊細なマルチーズの毛を傷めずにほぐすには、道具選びが非常に重要です。無理に人間用のクシや、硬すぎるブラシを使うのは避けましょう。

道具の名前役割と選び方のポイント
スリッカーブラシ毛玉を根元からほぐすための必須アイテム。マルチーズにはピンが柔らかい**「ソフトタイプ」**がベストです。
コーム(金櫛)ほぐれたかどうかを確認するための仕上げ用。目が粗い方と細かい方があるものが便利です。
ラッピングスプレー(ブラッシングスプレー)静電気を防ぎ、毛の滑りを良くするスプレー。これがあるだけで毛へのダメージが激減します。

プロのアドバイス:

乾燥した状態の毛をそのままブラッシングすると、摩擦で毛が切れてしまい、それが次の毛玉の原因になります。必ずブラッシングスプレーで水分と栄養を補給してからスタートしましょう。

3. 【実践編】細い毛を傷めない!ひどい毛玉の正しいほぐし方ステップ

groomingテーブルの上に立ち、楽しそうに息を切らしている、ふんわりとしたカットを終えたばかりの小さな白いマルチーズ。犬はカメラを直視している

それでは、プロトリマーが実際に行っている、ワンちゃんに負担をかけない毛玉のほぐし方をステップ順に解説します。

ステップ①:ブラッシングスプレーをしっかり吹きかける

まずは、毛玉とその周辺にブラッシングスプレーをしっかりと吹きかけます。毛を湿らせることで滑りが良くなり、驚くほどほぐれやすくなります。

ステップ②:毛玉の「根元」を指でしっかりと押さえる

ここが一番のポイントです。毛玉を引っ張るときに皮膚が引っ張られると、ワンちゃんは強い痛みを感じます。片手の親指と人差し指で、毛玉の根元(皮膚に近い部分)を挟むようにしっかり固定してください。

ステップ③:スリッカーブラシを「縦」に使い、毛先から少しずつ

ブラシを皮膚に対して水平に強く当てると、皮膚を傷つけてしまいます。スリッカーブラシの角や端を使い、毛玉の「毛先」から少しずつ、優しく叩くように、または縦に細かく動かしてほぐしていきます。一気に根元から通そうとするのは絶対にやめましょう。

ステップ④:頑固な毛玉は「指」で裂く

ブラシだけで解けないひどい毛玉は、スプレーを再度かけ、指で少しずつ縦に引き裂くようにして小さく分解します。小さくなったら、再びステップ③のブラッシングを行います。

ステップ⑤:コームで引っかかりがないかチェック

最後にコームを毛の根元から通します。スッと引っかかりなく通れば、毛玉が完全にほぐれた証拠です。

4. やってはいけない!自宅での間違った毛玉ケア

良かれと思ってやったことが、逆に状況を悪化させてしまうことがあります。以下の2点は特に注意してください。

× 濡らしてそのまま乾かす・お風呂に入れる

「お風呂に入れば毛玉がふやけて治るかも」というのは大きな間違いです。毛玉は水に濡れるとキュッと引き締まり、フェルト状に固くなってさらに解けなくなります。シャンプーは必ず、すべての毛玉をほぐし終えてから行ってください。

× ハサミで適当にチョキチョキ切る

毛玉の根元は皮膚と密着していることが多く、ハサミを横に入れると誤って皮膚まで切ってしまう大ケガ(裂傷)のリスクが非常に高いです。自宅でのハサミの使用は避け、プロに任せるのが安全です。

5. サロン帰りの美しさをキープ!毎日の毛玉予防ケア

新鮮なカットを終えた後、グレーのトリミングテーブルの上で、首元にミントグリーンのリボンをつけながら首を傾げている、小さくて白いマルチーズ。

マルチーズの美しい絹糸のような毛並みを保つためには、日々の予防がすべてです。

  • 1日1回のブラッシング習慣: 5分でも良いので、毎日ブラシを通すだけで大きな毛玉化を防げます。
  • 洋服やハーネスの脱着後は必ずチェック: お散歩やお出かけの後は、擦れやすい脇や首回りを重点的にコームで梳かしてあげましょう。
  • 定期的なプロのトリミング: 自宅でのケアには限界があります。月に1回程度、トリミングサロンでプロの手による徹底的なシャンプー&ブロー、そして適切なカットを行うことが、最大の毛玉予防になります。

まとめ:どうしても解けないひどい毛玉は「ドッグアシル」にお任せください!

マルチーズの細くて繊細な毛並みは、少しお手入れを怠るだけでひどい毛玉になりやすいものです。お家で無理にほぐそうとすると、ワンちゃんが痛い思いをしてしまい、それ以降ブラシを見るだけで逃げ出すようになってしまうこともあります。

静岡県浜松市のトリミングサロン「ドッグアシル」では、ワンちゃんの皮膚の健康と、その子本来の美しい被毛を守るため、負担の少ない優しいトリミングを心がけています。デリケートなマルチーズの毛並みに関するお悩みや、日常のケア方法など、いつでもお気軽にご相談ください!皆様と愛犬のお越しを、スタッフ一同心よりお待ちしております。