2026.06.23 | コラム
【浜松市】汗をかかない犬が夏に臭うのはなぜ?雑菌の繁殖を防ぐシャンプー頻度と乾かし方のコツ

ジメジメとした湿気と厳しい暑さが続く日本の夏。
ふと愛犬を抱きしめたときに「なんだかいつもより獣臭い…」「体臭が気になる」と感じたことはありませんか?
実は、人間のように「汗をかいてダラダラになる」ことがない犬でも、夏特有の理由でニオイが強くなってしまうのです。
この記事では、静岡県浜松市で多くのワンちゃんのケアを行っているトリミングサロン「ドッグアシル」のプロトリマーが、汗をかかない犬が夏に臭う原因を科学的に解説!さらに、ニオイの元となる雑菌の繁殖を防ぐための正しいシャンプー頻度や、お家で実践できるプロ直伝の乾かし方のコツまでを徹底的にご紹介します。
夏のお手入れを見直して、愛犬と一緒にすっきり快適な夏を過ごしましょう!
1. 汗をかかない犬が「夏に臭う」のはなぜ?知られざる3つの原因
「犬は肉球くらいしか汗をかかないって聞いたのに、どうして夏になると体全体が臭うの?」と疑問に思う飼い主様はとても多いです。
犬には人間のようにサラサラした汗を出す「エクリン腺」がほとんどありません。しかし、犬が夏に臭うのには、犬の皮膚の仕組みと日本の気候が深く関係しています。
① アポクリン腺から出る皮脂と「雑菌の繁殖」
犬の体全体には、ニオイの元となる分泌物を出す「アポクリン腺」という汗腺があります。ここから出る分泌物自体は本来そこまで強いニオイではありません。 しかし、夏の高い「気温」と「湿度」によって、皮膚の上の水分(湿気)が増えると、この分泌物や皮脂をエサにする皮膚の常在菌(雑菌)が爆発的に繁殖します。この雑菌が皮脂を分解するときに発生するガスこそが、夏特有の「ツーンとするニオイ」や「強い獣臭」の正体です。
② 被毛にこもる「高温多湿」な環境
ダブルコート(柴犬、ゴールデンレトリバー、チワワなど)の犬種はもちろん、シングルコートの犬種でも、夏場は体温と外気温によって毛の中に熱と湿気がこもり、まるで「温室」のような状態になります。これがさらに雑菌の繁殖を加速させてしまいます。
③ 唾液や涙、耳の分泌物の酸化
夏はハァハァと口で呼吸する「パンティング」が増えるため、口の周りが唾液で濡れやすくなります。また、湿気によって耳の中が蒸れ、耳垢が原因でニオイを発することも増える季節です。
2. ニオイをリセット!夏の正しいシャンプー頻度と注意点

ニオイが気になるからといって、毎日のようにシャンプーをするのは絶対にNGです!過度なシャンプーは、皮膚を保護している必要な皮脂まで落としてしまい、逆に皮膚の乾燥やフケ、さらなる皮脂の過剰分泌(ニオイの悪化)を招きます。
夏の理想的なシャンプー頻度
プロのトリマーがおすすめする夏のシャンプー頻度は、「2週間に1回(月2回程度)」です。
- 室内飼育で汚れが少ない場合: 3週間に1回でも十分な場合があります。
- お散歩でドロ汚れがついた・海や川で泳いだ場合: その都度洗ってあげる必要がありますが、洗剤(シャンプー剤)を使わずにぬるま湯で洗い流すだけに留めるか、低刺激なものを選びましょう。
トリマーが教える夏シャンプーのポイント
1,お湯の温度は「35℃~37℃]のぬるま湯で
人間にとっては「少しぬるいかな?」と感じる温度が、犬の皮膚には最適です。熱いお湯は皮膚を刺激し、痒みや赤みの原因になります。
2、シャンプー剤はしっかり泡立てて「地肌」を洗う
毛をゴシゴシ擦るのではなく、泡で皮膚を優しくマッサージするように洗います。ニオイの元となるアポクリン線の分泌物は地肌にあたるため、地肌の汚れを浮かすイメージが大切です。
3、「すすぎ」は通常の2倍の時間をかける
シャンプー剤が皮膚に残っていると、それが雑菌のエサになり、ニオイや皮膚炎の最大の原因になります。「もう十分かな」と思ってから、さらに1~2分長くすずぐのがプロの鉄則です。
3. 生乾きはニオイの元!プロが実践する「乾かし方のコツ」
シャンプーと同じ、あるいはそれ以上に重要なのが「ドライング(乾かし方)」です。 自然乾燥や生乾きの状態で放置すると、せっかく綺麗に洗った皮膚の上が「雑菌の繁殖パラダイス」になってしまい、シャンプー直後なのにすぐに臭う原因になります。
お家でできる、素早く・完璧に乾かすプロのコツを伝授します。
ステップ①:徹底的なタオルドライ(ここで7割決まる!)
ドライヤーをかける前に、水分を限界までタオルで吸い取ります。吸水性の高いペット用タオルの使用がおすすめです。ゴシゴシ擦らず、タオルで体を包み込んで優しく押し拭きをしてください。ここで水分をしっかり取っておくことで、ドライヤーの時間を短縮し、犬の熱中症リスクやストレスを減らせます。
ステップ②:ドライヤーは「温風と冷風」を使い分ける
犬の皮膚は人間の1/3ほどの薄さしかなく、非常にデリケートです。
- ドライヤーは体から20〜30cm以上離し、常に手を動かして1箇所に熱が集中しないようにします。
- 根元に風を届かせるために、毛を逆立てるようにめくり上げながら地肌を乾かします。
- 夏場は室温も高いため、温風をずっと当てていると犬が熱中症になる危険があります。「温風と冷風をこまめに切り替える」、または「エアコンの効いた涼しい部屋で乾かす」ことを徹底してください。
ステップ③:ニオイやすい「重要ポイント」をチェック
脇の下、お腹まわり、指の間、そして耳の裏や付け根は、特に乾きにくく雑菌が繁殖しやすいスポットです。最後にここを触ってみて、湿り気がないか必ず確認してください。
4. まとめ:夏のニオイ・皮膚トラブルはプロの手にお任せください

汗をかかない犬が夏に臭うのは、「高温多湿による地肌の雑菌の繁殖」が大きな原因です。 正しい知識を持って、適切なシャンプー頻度を守り、根元からしっかり乾かしてあげることで、夏のニオイの大半は防ぐことができます。
しかし、「お家で暴れてしまってしっかり乾かせない」「ダブルコートで毛量が多く、どうしても生乾きになってしまう」「すでに皮膚が赤くてニオイが強い」という場合は、無理をせずプロのトリマーを頼ってください。
静岡県浜松市のトリミングサロン「ドッグアシル」では、ワンちゃんごとの皮膚コンディションに合わせた最適なシャンプー選びはもちろん、プロ仕様の高機能ドライヤーと熟練の技術で、地肌の隅々まで負担をかけずにサラサラに仕上げます。
マイクロバブルやハーブパックなど、ニオイの元となる頑固な皮脂汚れを根本からスッキリ落とすケアメニューも充実しています。愛犬の夏のニオイやスキンケアにお悩みの方は、ぜひお気軽に当サロンへご相談くださいね!

この記事が気に入ったら
いいねしよう!
最新記事をお届けします。











