トリミングサロンで抜け毛料金をとる理由知ってる??

トリミングサロンの抜け毛料金がかかる理由

トリミングサロンでは、『抜け毛料金』や『毛玉料金』などなど、ちょっと変わった追加料金がありますよね。

 

 

被毛で被われているんだから、毛が抜けるのは当たり前だし、

 

 

ブラシで取るだけで、何で抜け毛料金なんて追加で発生するの??

 

 

そう思う飼い主様も多いのではないでしょうか。

 

 

この抜け毛料金など、トリミングサロンでよく聞く一番基準がなくて不確かな『追加料金』は、一番お客様の不満足を生みやすい部分ですので、

 

 

今日は、トリミングサロンの『料金設定』について書いてみようと思います。

 

 

 

トリミングサロンによって追加料金はここまで違う!

 

 

トリミングサロンに行っているお客様の中でも、この料金設定に疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。

 

 

あるサロンでは追加料金なんて取られなかったのに、こっちのサロンに行ったら追加料金を取られた!とか、

 

 

サロンによって追加料金の『金額』も様々ですし、

 

 

トリマー によっても、これら追加料金に対しての考え方が違うので、色んなトリミングサロンに行っていると、トリマー の言っていることが全然違っていて、困惑してしまいますよね。

 

 

そのため、このトリミングサロンによって幅の広い不明確な価格設定というのは、お客様にとって1番の不満足や誤解が生まれやすい部分です。

 

 

 

なぜサロンにより料金設定にここまで差が生まれるのか?

 

 

同じ犬種でも、体の大きさや毛量、毛の長さ、体臭や皮脂汚れの度合いなどもバラバラですし、

 

 

トリミングに行くペースも2週間に1回のペースのお客様もいれば、数ヶ月に1回のお客様もいます。

 

 

また、同じトリミングペースであっても、抜け毛や毛玉のできやすさというのもワンちゃんによって個体差がありますし、

 

 

ワンちゃんの性格によっても、施術中に終始動き回る子や、苦手箇所に怒って嚙みつこうとする子などもいるため、刃物を使っているトリマーは、怪我をさせないように、性格に応じて慎重に施術を行います。

 

 

そのため、シャンプーカットする!と言っても、これらの色んな要素によって、ワンちゃん1頭にかかる『施術時間』や『トリマー の神経を使う度合い』というのは、全く違います。

 

 

これらのことから、『人の美容室』と同じように、『固定料金』というのが難しい業種であり、

 

 

本来、トリミング料金というのは、ワンちゃんそれぞれに応じて『施術料金』が『変わってくる!』というのが本音なんですね。

 

 

でも、それでは料金体系が膨大になりすぎて、お客様に伝えられなくなってしまうし、

 

 

毎回トリミング料金が違うというのも、料金が不明瞭会計になり、お客様の誤解や不満足を招いてしまいます。

 

 

そこで、トリミングサロンでは、同じ犬種でも体の大小の個体差や毛量、毛の密度によってドライヤーで乾かす時間やカットする時間が変わってしまうけど、

 

 

その施術時間の平均をとって『犬種ごと』に料金設定を設け、それ以外のワンちゃんの状態によって毎回変わってくる部分については『追加料金(オプション料金)』という形で施術料金をとるようにしているんですね!

 

 

 

トリミングサロン業界の時代的変化

 

 

トリミングサロン業界は、ここ数年で大きく変化してきました。

 

 

この抜け毛や毛玉料金などの追加料金、同じ犬種であっても、体系の大きさ、毛の長さ、体重によってトリミング料金を分けるといったトリミングサロンの料金体系の変化もその一つです。

 

 

昔のトリミングサロン

 

 

昔のトリミングサロンは、かつての美容室や床屋さんのように、資格を取り、技術経験をつんだトリマーが独立して、自宅の一階部分等にトリミングサロンを開業し、『1人』や『夫婦・家族』で経営している個人事業主の形態が一般的でした。

 

 

そのため、『料金設定』は『経営者自身がカットする時間』を基準に、全て経営者自身が施術する前提であったり、自宅開業のため『テナント家賃』等のランニングコストを考えずに料金設定していたため、トリミング料金というのはかなり『安く!』設定されていました。

 

 

また、技術経験を積んだオーナートリマー が独立をするのが一般的な流れでしたので、そこで働く『従業員トリマー 』というのは、

 

 

『従業員』=『技術を学びにきている生徒』のような位置ずけと考えるオーナーさんが多かった時代です。

 

 

この施術料金の設定と、オーナーさんの考えにより、トリマー は、最低賃金をはるかに下回った、かなりの安月給に過労という劣悪な労働環境でした。

 

 

トリミング業界が昔から『3K(汚い・危険・稼げない)』と言われ、トリマー を辞めて別の職業に就職するという人が多いのもこのためです。

 

 

 

今のトリミングサロン

 

 

ここ数年でトリミング業界も大きく変わってきていますが、その一番の理由は、やはり『雇用問題』が関係しています。

 

 

近年、バブル期と同じほど求人広告の数が多く、どの業界も『人手不足』と言われていますが、トリミング業界もその波をもろに受けている業界の1つです。

 

 

特に、これだけ異業種の大手企業が高給料で募集をかけていますので、『3K』と言われるトリミング業界では、トリマー の資格は持っているけどトリミングサロンで働くよりも、もっと高給料、安定した他業種に就職しようとするトリマー の方が多く、全国的に『トリマー の人手不足』は深刻化しています。

 

 

また、ここ数年で、異業種の大手企業が、トリミングサロン経営に新規参入してきており、昔の個人経営サロンよりも、チェーン展開をしているトリミングサロンが非常に増えてきました。

 

 

そこで、全国のトリミングサロン経営者が『トリマー の職業の安定』の見直しを行い、生活のできるだけの給料、社会保険完備、賞与といった、普通の企業ならごくごく一般的な福利厚生を確保し、トリマーの職業離れを抑制するため、

 

 

全国的に、『労力に対するトリミング料金の値上げ』や『追加料金の設定』というのが叫ばれるようになり、今ではどんどんその動きが加速してきています。

 

 

ドッグアシルのある浜松市は、まだまだトリミング料金は安価な設定が平均的ですが、全国的に見ると、トリミン料金は、チワワで6000円以上、トイプードルで8000円から10000円というのがトリミング料金の相場になっています。

 

 

抜け毛や毛玉料金は、『5分ごとに500円』のように、通常の施術時間以上にかかった部分は、追加料金としてお客様に提示するというようになってきました。

 

 

また、施術に対する労力をや施術時間を基準にして、犬種ごとの料金設定をさらに細分化し、犬種の中でも、体の大きさや体重と言った基準で料金を細かく分けているサロンも増えてきました。

 

 

たまにお客様から、『自分の美容院代より高いよ』という声を聞きますが、

 

 

人の1000円カットのように、シャンプーをせずにいきなり髪を切ったりすることもできなかったり、

 

 

例えば、よくトリミングサロンにくる犬種であるトイプードルの施術時間を例に話すと、1頭仕上げるまでに『2時間から3時間』と、かなりの時間を必要とし、そこにさらに動き回ってしまう子だったり、毛玉や抜け毛がひどい場合は、もっと施術時間を要してしまうこともあるため、トリマーの給料を考えると、時間がかかればかかるほど、利益を削っていきますので、トリミング料金というのは、時間に応じてどうしても高くなってしまうものです。

 

 

昔は、個人サロンの場合、オーナーさん自身がすべてカットしていたので、時間がかかったとしても特に関係がありませんでしたし、

 

 

その中でも従業員を雇っているところは、ただでさえオーナー基準の安い料金に、毛玉等で施術時間が長くなれば、利益を削って赤字になってしまう。それを避けるために、最低賃金をはるかに下回った安月給で働かせているところが多くありました。

 

 

料金を安く設定してサービス提供したり、時間に応じた抜け毛等の料金を取らないそのシワ寄せが、すべて、そこで働くトリマー の給料にきていたため、最低賃金をはるかに下回る給料で、生活がままならない状態のトリマー が多く、他業種に転職してしまったんですね。

 

 

今後、消費税増税や全国的に、トリマーの従業員確保がさらに深刻化すると言われているため、トリミング料金は、全国的に今後しばらくは『高騰』を続けていくと予想されます。

 

 

『トリマーの減少』に比例して、『トリミング料金の値上げ』や『状態に応じた追加料金の設定』は今後続いていくということですね。

 

 

個人的には、最近本当にトリマー の資格を持った方が他業種に流れていってるのは、ここ浜松市でもよく聞きますし、トリマーの福利厚生や労働環境が今の業界の動きでどんどん整備され、またお客様にも理解してもらえるようになり、人の美容室のように、トリマーになりたい!と男性が将来なりたい職業の1つとなってくれたら良いな〜と思ってます。

 

 

 

ドッグアシルの抜け毛料金の基準

 

 

今の時期はポメラニアンや芝犬、コーギーやゴールデンといった抜け毛がある犬種で、かなり抜けた時には、抜け毛料金はドッグアシルでもいただいております。

 

 

抜け毛ってブラシで掻き出すだけでしょ??ってお客様はイメージされるかと思います。

 

 

ブラシで抜け毛をとってるだけだし、抜け毛料金ってどう言う基準で取る取らないを判断してるの?って思うと思います。

 

 

でも、トリマー の本音を言うと、抜け毛ってかなり大変です(笑)

 

 

実は、かなり手間と労力がかかっています(笑)

 

 

お肉屋さんの秤のように、抜けた毛を、グラム単位で◯◯円のように計れるものなら、これほどお客様に納得いただけることはないのですが、

 

 

毛は生き物です。宙に舞っている毛を全て集めて計ると言うのはかなり至難の技になります(笑)

 

 

この曖昧な基準に、お客様とトリミングサロン側で料金の対価に対する抜け毛へのイメージのズレが起こり、不満足や誤解の原因になってしまいかねない部分ですので、

 

 

実際にドッグアシルの抜け毛処理を例に、トリミングサロン ではどんな工程で抜け毛料金が発生するのかをお話しようかと思います。

 

 

 

抜け毛処理第1ステージ

 

 

まず、抜け毛はシャンプーに入る前にブラッシングをおこないます。

 

 

抜け毛の下処理をせずにシャンプーに入ってしまうと、抜け毛が根元で絡んでしまってフェルト状の毛玉になりますから、シャンプーに入る前に、抜け毛処理を行います。

 

 

これは、お客様もご家庭でやっている『ブラッシング』となんら変わらないので、私たちも、これだけで抜け毛処理が終わるのであれば、追加料金なんていただきません!

 

 

っと言うよりも、このブラッシングだけで追加料金なんてドッグアシルではいただけません!(笑)

 

 

 

抜け毛処理第2ステージ

 

 

ある程度被毛につまっていた抜け毛を除去してシャンプーの工程に入ります。

 

 

このシャンプー中に、新たに抜けて浮いてくる毛が出てきますので、シャンプーを洗い流す工程で、ここで専用ブラシを使って2度目の抜け毛処理をおこないます。

 

 

 

抜け毛処理第3ステージ

 

 

さて、ここからが抜け毛との本当の戦いがやってきます。

 

 

ドライヤーで乾かす際が一番抜けます。

 

 

ここまで第一、第二と抜け毛を取り除いてきましたが、まだこんなにどこに詰まっていたのか!?と言うくらい抜け毛は出てきます。

 

 

また、ドライヤーの風に舞って、トリミングルーム中に抜け毛がフワフワと宙に舞いまして、まるで雪が降っているかのようになります(笑)

 

 

なので、ドライヤーで乾かし終わった時は、トリマー 皆こんな感じになります↓↓

 

 

犬の抜け毛

 

 

 

 

抜け毛処理第4ステージ

 

 

トリミングが終わりました。

 

 

抜け毛の多い子をやった後は、こんな状態になります。

 

 

抜け毛トリミング後

 

 

 

抜け毛処理後の様子

 

 

 

抜け毛後の様子

 

 

 

シャンプーをしたバスタブ周りはもちろん、トリミングルームのガラス窓や床、棚の上やエアコンの表面、トリミング機材など、だいたい一頭トリミングしただけで、

 

 

見事に雪のように積もります(笑)

 

 

トリミングに来ている子達もたくさんいますし、このまま掃除をせずに他の子のトリミングを始めてしまったら、せっかくトリミングで綺麗になったのに、この毛で汚れてしまいます。

 

 

ドッグアシルでは、トリミングに来ているワンちゃん達が気持ちよく過ごせるように、

 

 

抜け毛の多い子を施術した後は、この全てのトリミングルームの『掃除』を行い、リセットしてから次の子の施術に入ります。

 

 

だから、朝から夕方まで1時間おきにトリミング予約のお客様がドッグアシルに来店して来ますので、全てのお客様のカット仕上がりの時間を気にしながらこの掃除リセットを行いますので、

 

 

1日に2、3頭抜け毛の多い子の施術があると、トリマー 全員、かなり仕上がりの時間に追われながら1日が過ぎていきます(笑)

 

 

どんなに時間に追われていても、ドッグアシルに期待して数あるトリミングサロンの中から当店を選んでくださったアシルの大切なお客様に喜んで帰ってもらうために、『怪我なく!』『手抜きなく!』『可愛く!』トリマー全員かなり神経と体力を使って一人一人丁寧に仕上げていますので、抜け毛や毛玉が予想外に多い子が重なった時は、営業が終わった後かなり体にこたえます(笑)

 

 

 

サロンによって料金に差がある理由

 

 

もしも、オーナートリマー さん一人で運営されているトリミングサロンのように、1日に施術する頭数が3頭や4頭と少ないサロンであれば、抜け毛がたとえ多く、トリミングルームが上のような状態になったとしても、他のお客様の迷惑とはならないため、そこまで抜け毛に対する労力というのはありませんので、もしもドッグアシルが同じくらいの頭数なら抜け毛料金は取るほどの体力や神経を使うものではないと思います。

 

 

でも、頭数が多いとどうしても、来店するすベてのお客様のことを考えながら施術するため、どうしても抜け毛に対する料金というのが発生してしまうというのが本音です。

 

 

これが、トリミングサロンによって、抜け毛料金などの追加料金を『取るサロン』と『取らないサロン』があったり、その料金が『高い』『安い』といった差が出てくる理由です。

 

 

全国的にみて、1日に施術する頭数が多いサロンほど抜け毛料金などの追加料金は『高く』設定しており、頭数が少ない個人サロンほど『安く(または取らない)』設定している傾向にあります。

 

 

 

最後に、

 

 

いかがでしたか?

 

 

抜け毛料金など、トリミングサロンによってあったりなかったり、料金もバラバラで、お客様の中にも、この不明瞭会計の追加料金について疑問を持っていた方も多いと思います。

 

 

今日の話で、お客様とトリミングサロン側の考えのズレが少しでも解決できたら幸いです☆

 

 

今行っているトリミングサロンで、追加料金に疑問を持った時に、今日のコラムを思い出してもらえたらもっとトリミングサロンが気持ちよく利用できると思います☆

 

 

どのトリミングサロンも店舗の施術数やそこにかかる労力など『根拠』を持って『料金設定』していると思いますし、お客様からボッタクってやろ〜っという考えで料金の釣り上げをしているところは無いと思いますので、

 

 

もしも、今日のコラムを踏まえても『料金がおかしい!』と思った時は、どんなことでもすぐに、担当トリマーにその『理由』を聞いてみてください!

 

 

きっとどのトリミングサロンでも、お客様が納得できる料金設定の考えがありますし、ワンちゃんによって労力や施術時間が違い、トリミング料金に差があり、不明瞭な部分が起こってしまうからこそ、何でも質問してもらえた方が、一番、お店側もお客様も気持ちよく、良い関係が築けると思います☆

 

 

次回は、今日の『抜け毛』と同じくらい、お客様とトリミング店舗側で、料金に対するイメージのズレが起きやすい『毛玉料金』についてコラムを書こうと思いますので、良かったらまた遊びに来てください。