2021.07.24 | コラム
犬が掘る仕草をするのはなぜ?
こんにちは!みなさんの愛犬はソファーを掘ったり、寝る前にベッドを掘って寝床を作っている仕草を見たことはありませんか?
お散歩に行ったときに土を掘ったりする姿も見るかと思います。
では今回、なぜ「掘る」というような行動をするのか詳しく説明したいと思います!
contents
そもそもなぜ犬は穴掘りをするの?
まずは犬が穴掘りをする理由について確認していきましょう。
- 本能的に土を掘る習性がある
- 大切なものを隠すため
- ストレスを解消したい
犬が穴掘りをするのは本能
犬が土を掘る理由は本能と遊び心があるからです。犬種によっても穴掘りが好きな犬がいますね。
犬の祖先であるオオカミは土を掘って生活をしていました。穴を掘って巣穴を作り、子育てや暑さしのぎ、寒さしのぎをしていたのです。
餌を土に埋めて隠す
犬は大切な宝物を埋めることがあります。おやつをあげた時に、隠しているしぐさを見たことはありませんか?
昔は捕獲した獲物を穴に埋めたり、隠したりしていました。その名残がまだ残っているんですね!
ストレスを発散している
ストレスを発散するために、穴掘りの仕草をすることもあります。
犬はストレスや不安を抱えているときに、カーミングシグナルを出すことがあります。カーミングシグナルの1つが、穴掘りの仕草です。
構って欲しいという不安の表れや、退屈して溜まったエネルギーを発散したいという、ストレスの意思表示の可能性があります。
愛犬がほりほりする理由
遊んで暇つぶしをしたいから
特に理由もなく、暇つぶしや遊びとしてクッションなどを掘ってしまう犬もいます。眠たくもないようなのに、長時間に渡りずっと掘り続けているなら遊んでいるのかもしれません。遊びとして掘ること自体を楽しんでいるという状態です。
巣穴づくり
もともとイヌ科の動物には巣穴を掘って住む習性があります。眠る前に掘っているなら、掘ることで自分の気に入る形にして安心感を得たいという心理から掘っているのでしょう。
犬が寝る前にホリホリしてクルクルっと回る動作は、巣穴をつくって居心地よく寝床を整えているイメージ。
実際には、クッションが飛んで行ったり、ブランケットがぐちゃぐちゃになったり、洗濯ものを掘ったり、どう見ても汚しているだけなんですけどね(笑)
これは犬の本能からくる儀式みたいなものですね。本能はまだ犬の中にいっぱい残っているのです!
ハンティングモード
テリアやダックスなど、もともと小動物を追う狩猟犬として作られている犬種は、ハンティングモードで掘ることもよくあります。
土の中から獲物や生き物、食べ物のにおいがすると、本能的にスイッチが入って穴掘りをする。掘っているうちに楽しくなって、それが習慣になってしまうこともあります。
また、穴掘りの習慣のない子が、同居犬がすごく掘る子だったため、まねをして掘るようになることもあるそうです(^^)
掘った時の匂いで安心
眠る前に掘るもう1つの理由があり、舞い上がる匂いで安心感を得たいというものです。
掘る仕草によって周りに匂いが舞い上がると、犬は安心して眠ることができるそうです。気に入った形にしたいという理由も含めて、眠る前に掘っているのであれば、「安心して眠りたい」という気持ちが強いのでしょう。
飼い主さんの気をひきたい
犬がクッションなどを掘るときは、飼い主さんと遊びたくて気を引いていることもあります。飼い主さんから見えるように掘っているなら、「ストレスが溜まっている」というアピールである可能性も…。退屈なのかもしれませんね。(>_<)
犬も暇だと飼い主と遊びたいですし、散歩の時間が短く運動不足になっている犬なら、溜まったストレスうを解消したいという気持ちから穴を掘る仕草をしていることがあります。
ストレス
寝る前の儀式レベルではなく、ソファが破れるほどにホリホリするとなると、何か別の理由が疑われます。
犬にとって生活環境が満たされていない場合。おもちゃもない、運動も足りない、くわえたり引っ張ったりの犬らしい動きもできない、そんなストレスも穴掘りの原因になります。
犬は穴を掘るしぐさをすることで、自分を落ち着かせています。
不安なとき
長時間の留守番をした時に、不安で穴を掘るしぐさをすることがあります。
また、犬にとって環境が悪い時も掘るしぐさをします。
引っ越しをしたり、部屋が変わったりすることが不安になるのです。
犬が家の中で掘る行動はやめさせるべき?
原因を探ってみる
犬が穴を掘るしぐさには原因がいくつかあります。まずは原因を見極めてください。
散歩が足りてなくて、運動不足になっていませんか?その場合は、散歩の量も増やして、遊んであげましょう。
一緒に時を過ごしてあげるなら、不安な気持ちからくるストレスも軽減されます。
掘っても良い場所を与えてあげる
犬が穴を掘るのは本能的なものなので、自分の寝床などで掘るなら大目に見てあげましょう。
庭があるなら、掘ってもいい場所を作ってあげるとストレス解消になります。
穴掘りの対策方法
穴掘りをして良い場所を作る
穴掘りをしても良い場所を作ってあげると、ソファーへの穴掘りをしなくなることもあります。ソファーの中身や綿が飛び出して愛犬が誤飲したら大変です。
庭がある家であれば花壇以外の土があるところで良いでしょうし、庭がない家であれば穴掘り専用のクッションを用意してみてはいかがでしょうか。
大好きなおもちゃやオヤツを使って、誘導してあげると楽しく穴掘りをすることができますよ。
犬の生活環境を改善してあげる
犬にストレスが溜まっているようなら、生活環境を改善してあげることも大切な対策法です。
飼い主さんからの接し方や散歩の回数・時間、遊んであげる頻度、同居ペットとの関係性、周辺の騒音など…考えられるストレスの原因はさまざまですが、できる限り犬が快適に暮らせる環境を作ってあげれば自然と家具を掘る回数も減っていくかもしれません。
悪気が無くても知らないうちに、ストレスを与えていた、犬らしい生活をさせていなかったという事もあるのです。
穴掘りを考慮したソファーの選び方
- 傷つきにくく耐久性の高い生地で作られている
- 汚れても掃除がしやすい生地で作られている
- カバーを自宅で洗濯できる製品
穴掘りをしてしまう犬なら、耐久性の高い生地を使っていることが大前提!掘っても傷がつきにくい生地で作られていれば、飼い主さんもハラハラしなくてすみます!
そして、汚れても掃除がしやすいことと、自宅でカバーを洗濯できる2点!ペットがいるとどうしても家具が汚れてしまいがちなので、水分や汚れを吸収しやすい生地や、自宅で洗濯できないカバーが一体化している「張り込み仕様」の製品は避けるようにしてください!
選ぶときのポイント!
- 合皮・ポリエステル素材の生地で作られている
- ペット対応生地で作られている
- 撥水加工が施されている
- カバーリング仕様である
安心してお使いいただくなら、掃除がしやすく耐久性が高い合皮かポリエステルの生地!ぺット対応生地であったり、撥水加工が施されていたりするとなお理想的です。
カバーが取り外し可能なカバーリング仕様の製品なら、ペットが汚してしまってもすぐに洗えます。
まとめ
いかがでしたか?犬が穴掘りをするのは、いつくか理由がありましたね。
自分で寝床を作っているのは可愛いですよね(^^♪でも、あまりにも長い時間同じ場所を掘っているような仕草を見たらおかしいと思ってください。
ストレスを感じていても犬は掘る行動をするので、愛犬と遊ぶ時間を作ったり、散歩に行くようにしましょう。
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