2021.08.15 | コラム
犬のひげは切っても大丈夫なの?!

こんにちは!みなさんの愛犬はひげを残していますか?それとも切っていますか?
犬のひげはどのような役割を果たしているのでしょうか?
猫のひげは切ってはいけないとよく聞きますよね、では、犬はどうなのでしょうか?
contents
犬のひげ
犬のひげの構造
犬のひげの毛根には神経と血管が流れています。猫と同じように気流の変動など周囲からの情報を得ている触覚としての感覚器官です。
哺乳対の広く見られるひげもほぼ同じ役目をしています。平衡感覚を保ったりするのに使われています。しかし、犬は嗅覚が発達しているので猫ほどひげは重要ではありません。
それでもひげには役割があることは覚えておいてください!
犬のひげの役割
犬は私たち人間以上に感覚器官をつかって自分の周りの状態を察知しています。感覚器官とは「視る(視覚)、聞く(聴覚)、味わう(味覚)、嗅ぐ(嗅覚)」といたことです。
犬のひげは分類としても感覚器官の役割を持っているので、触角として視覚が衰えても身の回りの状態を察知するために役立ちます。
猫との違い
猫は犬よりひげの触覚を活用している生き物です。単独行動をもつ猫は自分で自分の身を守らなくてはならないため周囲の状況に敏感です。獲物を狩ったり狭い場所にはいることや、高所でバランスを取ったりするためにも大いにひげが役立ちます。
猫はひげがないと強く不安を感じたり、動作が鈍くなって怪我に繋がる可能性が高くなるのです。おしゃれのために猫のひげを切るのは避けてください。猫のひげは切ってはいけません!
犬のひげは切っても大丈夫?
愛犬のひげを切る目的
ひげを切る目的としてあげられるのは、トリミングなど見た目のデザイン性を求める場合。つかり、ひげを切るか切らないかは飼い主さんの好みです。
ヒゲを切ったら困ること
ひげを切手も、触覚だけに頼らない犬の場合は行動に大きな影響はありません。しかし、シニア犬になったときに、視覚や聴覚などの感覚器官が弱ったときに、わずかではあるものの触覚が役立ちます。
シニア犬になった時には、あらためて環境を整えてあげることが大切です!そのときにひげを残しておくということも忘れないようにしましょう!
被毛とひげの違い
被毛は皮膚の奥深くに毛根があり、1つの毛穴からいくつもの毛が密集して生えてきます。毛の成長期には、毛母細胞が死んで成長が止まると、新しい毛母細胞が生まれて新しい毛を生成し、古い毛は脱毛していくというスタイルです。
一方、ひげは普通の被毛よりは2倍以上太く、3倍も深く体内に埋め込まれているのです。
実はひげも定期的に生え変わっている?!
室内で犬を飼っている人は、たまに古くなっているひげが落ちていることがありますよね?
被毛よりも目立つのですぐ分かるかと思います。
犬のひげの場合、半年に1度のペースでひげが脱毛し、生え変わっているのです!
ただし、一度にひげが抜けてしまった場合は、ダニがいる可能性があるので、すぐ病院へ行きましょう。
成犬とシニア犬のひげの違い
成犬のひげ
成犬のひげは立派な状態です。
- 長い
- 太い
- まっすぐ
- 弱ってくるとカーブを描く
- 枝毛になっていない
上記のようなひげをしていれば、犬はある程度元気です。
シニア犬にになると
- 短い
- 細い
- 勢いが無い
- カーブする
- 白い(白毛の犬は関係が無い)
人の髪の毛の加齢に伴い、白くなり細くなったりしますよね。それと似ています。
まとめ
いかがでしたか?犬のひげは猫ほど重要ではないことが分かりましたね!
でも、犬にも一応ひげの役割があるということは忘れないようにしましょう。
おしゃれのために切ることは悪いことではありません。シニア犬になったときには、ひげを残すか切るかを一度考えてみてはいかがでしょうか!
愛犬と楽しい生活を送りましょう(^^♪

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