2021.07.09 | コラム
犬が梅雨の時期に起こしやすいトラブル

こんにちは!梅雨の時期は愛犬のお散歩にもあまり行けないし、行けない分、愛犬も気分が上がらないかと思います。
では、今回「梅雨の時期に起こしやすいトラブル」についてお話ししたいと思います!
contents
犬が梅雨の時期に起こしやすいトラブル
皮膚疾患
全身被毛に覆われている犬の身体は、湿度により細菌が繁殖して「皮膚疾患」にかかりやすくなります。カビや寄生虫などの発生数に比例して梅雨の時期に発症する確率が格段に上がります。
雨が降っていて散歩に行けないストレスで、皮膚疾患を起こす可能性もあります。後ろ足でいつもより皮膚をかきむしる、皮膚が赤くなっている、前足をなめる回数が多い、抜け毛が多いなどの症状は、皮膚トラブルが考えられるため、早めに動物病院へ連れていきましょう。
予防
愛犬が毎日使うベッドやマットは、洗濯をして清潔にしてあげましょう。また、定期的なシャンプーも忘れずに!(シャンプーをしない日はブラッシングを!)
ストレスをうまく発散できるようにたくさん遊んであげましょう!スキンシップをしてあげるなども大切なポイントです!
耳の疾患
犬の耳の中に湿気が溜まり蒸れやすく、皮脂汚れがたまりやすくなります。梅雨の時期は炎症などの疾患が起きやすくなり、耳の中で細菌や真菌が繁殖すると「外耳炎」や「マラセチア症」という感染症などになる確率が高くなります。
耳垢が黄色かったり、濃茶~黒かったりする場合は、耳の疾患を抱えている可能性が高いでしょう。また、耳垢の色だけでなく、独特なにおいを放つことも耳トラブルの特徴です。
特に、ダックスフンド、プードル、シーズー、マルチーズ、ゴールデンレトリーバーなど、耳が垂れた犬種や耳毛が多い犬種は、こまめにチェックしてあげましょう。
予防
耳を定期的にチェックしてあげましょう。汚れていたら耳掃除をする。
汚れや赤み、においがひどい場合は早めに病院を受診しましょう。
食中毒
梅雨の時期は湿度が多く細菌などが繁殖しやすくなる時期ですので、食中毒になる恐れがあります。
食中毒の中でも一般的に多いのが「細菌性食中毒」で、細菌が発生したドッグフードを犬が食べて食中毒になることもあります。症状として、食欲不振、腹痛、下痢、嘔吐などの症状が見られたら食中毒の可能性があります。
予防
食事で使用した食器などは普段より念入りに洗浄しましょう。
ドライタイプのドッグフードを冷蔵庫に保存される方もいらっしゃると思いますが、冷蔵庫保存するなら、食品保存用袋などしっかりと密封できる袋や容器などでの保存が望ましいといえます。
食べ残したご飯を置きっぱなしにしない。
水をきれいなものにこまめに交換するようにしましょう。
家庭で、愛犬の体調のためにしてあげられること
散歩前と散歩後にケアが大切!
雨の日の散歩の後やシャンプー後は、タオルだけでなく、ドライヤーを使ってしっかり乾かします。特に足裏は泥が付くことで菌もつきやすく、また乾きにくいため、トラブルが起きやすい部分です。しっかりと乾かしましょう。
また、犬の耳の中は菌が繁殖しやすいので、よく拭きます。イヤークリーナーでお手入れするのもおすすめです。
散歩時に虫よけスプレーやローションなどを使って、蚊やマダニがつきにくいよう配慮するとよいでしょう。また、マダニがつきそうなところをボディチェックしたり、こまめにブラッシングをしましょう。
雨の日の散歩は工夫を!
レインコート
雨で身体が濡れると、乾かすのも大変ですよね。また、体温を下げないためにも、着ることに慣れてしまえばレインコートは便利です!
散歩時間を短縮する
雨の中の散歩は、犬の体の熱を奪うため「梅雨冷え」を起こす可能性があります。梅雨冷えは、犬が気温の変化についていけず、体が冷えることで「食欲不振」や「下痢」「嘔吐」などの症状を引き起こします。
散歩時間を短縮させることで、お互いに負担のない雨の日散歩をしましょう。
散歩コースを工夫する
いつもの散歩コースではなく、屋根のある公園といった濡れにくい場所への散歩もおすすめです。(*^^*)
愛犬が快適に過ごすためには?
頭を使う遊びをしてあげる
室内で体を動かす遊びや頭を使った遊びを取り入れましょう!おやつを入れられる仕組みになっているおもちゃを与えたり、嗅覚を使ったノーズワークなどもおすすめです。
一緒に遊ぶ時間を増やしてあげる
飼い主との時間は犬にとって1番楽しい時間です!時間があるときは、おもちゃを引っ張り合いっこしたり、おもちゃを投げたりして室内で運動させてあげましょう♪
興奮させすぎるとせっかくのストレス解消のための運動が、反対にストレスになることもあるため、愛犬の様子を見ながら遊んであげてください!
室内ドッグランへ連れていく
室内で頭を使わせたり、運動させたりしても、ストレスを溜めてしまう犬もいます。雨の日が長く続くようであれば、屋内ドッグランを活用しましょう。
適切な湿度・環境を保つ
湿度が高くなり過ぎないよう、エアコンの除湿機能や除湿機を活用し、湿度を45〜65%に保ちましょう。また、細菌やカビが増殖しないよう、空気清浄機の設置もおすすめです。
こまめな掃除・洗濯
細菌の繁殖を防ぐため、犬のベッドやソファはもちろん、人間のベッドやソファ、余裕があればカーテンなども洗えると理想的です!
洗うことが難しければ、除菌スプレーなどで対応しても効果がありますが、その際は頻繁に使用するか掃除機などの家電を併用するとより高い効果を見込めます。
梅雨の時期は普段よりも清潔な環境を保つよう心がけましょう。
こまめなブラッシング!
ノミダニ予防に、普段からこまめにブラッシングをしてあげてください!
毛を整え、皮膚へのマッサージ効果だけでなく、皮膚や毛に異変があった場合にも早く気づくことができます。
まとめ
いかがでしたか?雨の日に起きやすいトラブルとして、皮膚疾患、耳の疾患、食中毒がありました。
梅雨の時期は、ジメジメしますのでトラブルも多くなります。普段から愛犬の様子を観察し、様子がおかしいなと思ったら、動物病院へ相談しましょう。

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