2022.01.21 | コラム
犬が体をブルブルする理由

こんにちは!トリマーの黒岩です(^^)
みなさんの愛犬はふとした時に体をぶるぶるさせることはありませんか?
シャンプーをした後などは、わかりますが、それ以外のときにするのはどうしてなのでしょうか?
今回は「犬が体をブルブルさせる理由」についてお話したいと思います!
contents
犬が体をブルブルさせる理由
体が濡れた
犬はシャンプー後とかに体をブルブル震わせます。
犬がブルブルするのは、首や胸などが濡れたとき、耳に水が入ったときが多く、ブルブルしない場合は耳にふっと息を吹きかけるとブルブルします。
耳に違和感がある
犬は耳に違和感があると体をブルブルと震わせます。耳に水が入った時や耳掃除をした時などはもちろん、外耳炎を患っているときもよく頭を振ります。
耳には平衡感覚を保つ働きがあるので、頭に違和感を感じるのです。
頻繁に体をブルブルさせていたり、足で耳や顔を掻いているようであれば、何らかの病気の可能性があるので、一度動物病院を受診しましょう。
ストレスを紛らわすため
犬はストレスを感じた時も、体をブルブルと震わせることがあります。
犬がブルブルする前に愛犬が嫌がるような行動をしていなかったか考えましょう。
犬はストレスを発散できずにいると、吠える、噛む、唸るなどの問題行動を引き起こす可能性があります。
ストレスは問題行動だけでなく、病気になりやすくなる可能性もあるため、何かストレスに成ることが生活上にないか、よく観察してみましょう。
犬が小刻みにブルブルする原因
寒さ
犬も私たち人間同様で寒いとブルブルと震えます。
体温の低下を防ぐために、筋肉を使って熱を作りだそうとして体をブルブル震わせます。
特にチワワなどの小型犬は体が小さく、体温の低下も早いので、ブルブル震える頻度も多いといわれています。(体温を上げるために)
あまりにも震えているようであれば、犬用の服を着せてあげるなどの対策をしてあげましょう。
嬉しいとき
犬は嬉しい時にもブルブルします。
飼い主さんに遊ぼうと言われてブルブル震えて準備をしたりして、飼い主さんに会えて嬉しい感情を爆発させるためにブルブル震えたりとさまざまです。
その行動を見極めるためにも、愛犬の行動を普段から観察しておくことが大切です。
病気
熱中症が進行してブルブル震える場合や、ジステンパー・てんかん・神経系の病気・脳の異常・尿毒症・中毒などの病気から考えられます。
他にも怪我をしていたり、体のどこかが痛かったり、熱があるときにも悪寒を感じるとブルブルと震えます。
また、おしっこを我慢している時も、人間と同様にブルブル震えたりします。
ブルブルする原因は病気の可能性も?!
てんかん
ブルブルしたり、しなくなったりというのを繰り返すのはてんかんの症状が出ているのかもしれません。てんかんとは脳内の神経回路の異常によって突然発作が起きる病気のことです。
症状としては繰り返される痙攣発作。この痙攣がブルブルしている原因となっている可能性はあります。
一度ブルブルするとなかなか止まらないなどの症状が見られたら早めに動物病院へ相談しましょう。
中毒症状
犬の中毒となる食べ物を誤飲するなどして、中毒症状を引き起こしている場合もブルブルと震えます。
震える特徴としては、痙攣のような震え、下痢や嘔吐、激しい咳などの他に意識混濁や呼吸困難と言った危険な症状も見られる場合もあります。
犬は散歩など外出する機会も多いため、飼い主さんが気をつけていても拾い食いをする事で中毒症状が見られる場合もあります。
放置すると大変危険な状態になりますので、見つけたら早めに動物病院を受診しましょう。
感染症などによる発熱
犬が小刻みにブルブル震えているのは感染症などが原因で発熱を起こしているのかもしれません。
見た目は変わらなくても触ると震えていたり、なんとなく熱いような気がするのは発熱のサインかもしれません。
犬の平均体温は38~39度です、この体温を越えると発熱していることになります。
発熱を伴う病気はたくさんありますが、放っておくと危険な状態になることも。
それっぽい症状が出たら早めに動物病院を受診しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
犬が体をブルブル震わせる理由はいくつかあることがわかりました。
シャンプー後のときみたいに大きくブルブル震わせるのはストレスを感じていることもありますし、外耳炎を引き起こしている可能性もあることがわかります。
小刻みに震えている時は寒かったり、嬉しかったり。病気の可能性も考えられるので、注意して日ごろの様子を観察するようにしましょう。

この記事が気に入ったら
いいねしよう!
最新記事をお届けします。