2021.05.01 | コラム
犬は味覚を感じるの?!

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犬の味覚について知りましょう♪
こんにちは(^^)今回は「犬の味覚」についてお話したいと思います!
愛犬はドッグフードや手作りフードを主に食べていると思いますが、美味しいのかな?と疑問に思うことはありませんか??
とても美味しそうに食べているけれど、どんな味がするのか分からないかと思うので、味覚について観ていきましょう~♪
犬の味覚
私たち人間のみかくは「甘味・苦味・酸味・塩味・旨味」を感じることが出来ます。
では、犬はどうなのでしょうか??
実は、犬も「甘味・苦味・酸味・塩味・旨味」を感じることが出来るのです!
犬は人間と比べて味を感じることができる「味蕾」の数が少ないため「甘味」や「酸味」は感じるものの「塩辛さ」をあまり感じられないのではと考えられています。
ちなみに猫は甘みを感じることが出来ません。(><)
甘味
4つの味覚の中でもエネルギー源となる甘味には特に敏感で、甘味を感じる味蕾は舌の前面と側面に存在しています。
果物に含まれる果糖や、砂糖に代表されるショ糖のほか、乳製品や犬の母乳に含まれる乳糖、肉類に含まれるアミノ酸にも敏感に反応します。
愛犬の体調が悪いようでしたら、甘味のある、肉や魚、ヨーグルトなどをドッグフードに混ぜてあげてみてはいかがでしょうか!
多くの犬は甘みを好みますが、人口甘味料には苦味成分が含まれているため、拒否反応を示す犬もいるそうです。(><)
苦味
犬にとって苦味は「毒物」や「危険」を意味します!
犬がもともと野生で暮らしていたころは、苦い食べ物は身体に有害であることが多かったため、積極的に避ける習性がありました。
場合によっては身体に悪影響があると思い吐き出すこともあるでしょう。
しかし、苦味を感じる味蕾の場所は舌の奥の方にあり、あまり発達していません。
子犬のころは好奇心旺盛で何でも食べてしまうことがあるので、道端に落ちているタバコなどの誤食には注意が必要です!
酸味
甘味に次いで敏感なのは酸味です!酸味を感じる味蕾は舌全体にあると考えられています。
野性動物にとって、腐ったものを食べるのは命取りになりかねません。
食べ物が腐敗する過程では、微生物などによる分解によりツンとしたアンモニア臭が出てきます。
意外にも犬は腐食性動物のため腐敗臭は気にせず、酸味の度合いで食べられるかどうかを確認しています。
塩味
しょっぱいものはあまり好まないそうです。
甘味を感じる場所の奥側面にあるものの、敏感に感じ取れるほどには発達しておらず、欠如していると言っても過言ではないそうです。(><)
旨味
これまで犬は旨味を感じられないとされていましたが、近年の研究で犬も旨味を感じていることがわかってきました。
旨味とはアミノ酸が多く関わっていると言われていますが、犬は特にアラニン、プロリン、リジン、ヒスチジン、ロイシンなどの甘いアミノ酸を好むと言われています。
水の味
驚くことに、犬の味蕾は「水の味」の違いを感じ取ることが出来るのです!下の先や裏側などに水の味が分かる味蕾が存在しています。
人間は美味しい水とまずい水の区別をしますが、犬の場合は美味しさではないようです。
獣の肉や血液を食べたあと、その塩分濃度に合わせて体液の恒常性を保つために発達したのではないか、と考えられています。
犬の味蕾は少ない!?
動物は、舌にある味蕾という小さな器官で味を感じます。
人間の味蕾は10,000個程度あり(年齢と共に減っていくが)、犬は2,000個弱程度で、猫は500個程度あり、犬は人間の5/1程度しかないといわれています。
犬は人間ほどい味を感じることは出来ないのですね(><)
犬は味覚よりも嗅覚重視?!
人間は犬の5倍の味蕾を持っていますが、嗅覚細胞に関しては人間の500~1,000万に対し、犬は1億2,500万と10倍以上なのです。
感度に至っては、犬は人間の100万~1億倍の能力ですね!
犬が食べる上で重視するのは、①匂い ②食感・温度・舌触り ③味 ④見た目の順です。人間と違い、デコレーションはあまり気にしないようです。
犬がおいしいと感じるもの
食べ物をおいしいと感じる「嗜好性」はその動物によって異なります。味というよりは、匂いが大きく関与しているのです!
犬がごはんを食べるとき、まず匂いを嗅ぎ、その後にごはんを口に入れ、食感や形、硬さを確認し、最後に味を感じます。
重要なのは、人と犬では食事に対する感覚が異なるという点!
犬にとっての良い食事とは、必要とする栄養バランスを満たしている食事であることはもちろんですが、どれほど優れた内容の食事であったとしても、犬が食べてくれないと意味がありません。
よく食べるように匂いや形状などが調整されていることも、犬にとっての本当に「美味しい」「良い」食事の条件のひとつ!
犬の好きな食べ物の匂い
たんぱく質の多い食材である肉、魚、チーズなどを好み、特に肉の脂肪の匂いが大好きです!
しかしながら残念なことに、市場に出回っているドッグフードの中には人工的な香りや味をつけているものもあり、犬の食いつきを良くしようとしている粗悪なものもあることを知ってほしいものです。
犬の優れた嗅覚を逆手に利用して、人工的な匂いで引き付けるような商品を選ばないように気を付けましょう。
犬も味覚の変化がある?!
基本的に犬の味覚に変化は起こりません。もし、加齢に伴い、愛犬の味覚が変化したように感じたのであれば、嗅覚の衰えとともに味覚も低下した可能性が考えられます。
もともと味覚に優れている動物ではないため、その味覚をカバーする嗅覚が衰え、変化を起こしているのか、または何か内臓疾患があり、その影響で味覚が変わることがあるかもしれません。
餌の温度
肉食動物は、冷たい肉よりも狩った直後の温かい肉を好む生き物です。
餌を少ししか食べてくれない犬に温めた餌を与えると、まるで違う犬になったように食べ始めることがあるのですが、それは温めることによって香りが増すだけではなく、温かい餌を美味しいと感じるためでもあるのです!
普通に食べてくれるのであれば温めてあげる必要はないですが、冷えた餌よりは常温を好んで食べることは覚えておきましょう!(^^)
まとめ
いかがでしたか?(^^)犬は「甘味」「苦味」「酸味」「塩味」「旨味」を感じることができ、味よりも匂いで美味しいものを判断するということが分かりましたね!
基本的に犬の味覚は変化しませんが、変化した場合は「加齢による嗅覚の衰え」か「内臓疾患の可能性」が考えられます。
愛犬に「おいしい!」と思って食べてもらうには、新鮮なお肉や果物、乳製品がよいと考えられるでしょう!
ただし!いくら臭いの強い甘いものが好物とはいえ、人口の甘味料や香料は犬の健康に良くありませんのであげないようにしましょう!!
手作りご飯などもたまにはあげて一緒に美味しいご飯を食べてみてはいかがでしょうか♪♪

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