2021.11.14 | コラム
犬の尻尾の動きで感情がわかる?!

こんにちは!トリマーの黒岩です(^^)
犬の尻尾はどうして動いたり、止まったり、足尾間に入ったりするのでしょうか?
理由はご存知ですか?
なぜそのようにたくさん尻尾は動くのか詳しく説明していきます!
contents
尻尾は感情の表れ?
犬は喋れない代わりに尻尾や目、鼻の動きなどのボディランゲージでコミュニケーションをとります。
特に尻尾は感情が表れやすく、イタズラした後しらんぷりをしているのに尻尾が下がっていていてバレバレ・・・なんていうこともよくありますよね(笑)
よく、犬が尻尾を振っている時は喜んでいて、下がっているときは落ち込んでいる時といわれますが、実際のところ犬の感情はもう少し複雑です。
犬の尻尾にはどんな役割があるの?
感情を伝える
犬は鳴く・吠える以外に、体全体を使って人間や他の動物に感情を伝えています。
特にしっぽは振り方、速さ、高さによって異なる感情を表現しています。
バランスをとる
犬のしっぽは体のバランスを取るという役割も持っています。
全力で走ったり、飛んだり跳ねたり、どんな状況でも倒れないようにしっぽを上下左右に振りながらしっかりと体のバランスを取り、転倒を防止しているのです。
寒さから身を守る
犬は寒さを感じると体を丸めます。このときしっぽはできるだけ体に巻き付け、体を温めています。
寒い冬などによく見られる体制ではないでしょうか?
またしっぽで鼻先を保護し、鼻から冷たい外気を吸わないようにするなど、しっぽは寒さから身を守るための役割も持っています。
尻尾で理解する犬の感情
嬉しいとき
尻尾を高く上げ、小刻みに振っています。
しかし、同じように振っている場合でも興奮している場合もあるので、周りの状況や犬の状態から総合敵に判断をする必要があります。
悲しいとき
犬は悲しいと尻尾は下にだらんと垂れ下がっていて、さらに表情もどこか寂しげで、クーンという寂しそうな声を出す場合もあります。
叱られたり、ほしいものをねだったりする時に見られるしぐさでもありますが、体の不調が悪くて辛い場合もあります。
この仕草が現れた時に、体調が悪そうな場合は状況に応じて動物病院へ行くようにしましょう。
怒っているとき
犬は怒っているとき尻尾を小刻みに振ります。嬉しい時と尻尾の動きは似ていますが、表情が違います。
歯をむき出しにしたり、耳が後ろに倒れている場合は、尻尾を振っていても怒っています。
リラックスしているとき
犬がリラックスしている時は、尻尾を振らない場合が多いです。
尻尾が下がり気味でかすかに振っているときもリラックスしています。私たち人間もリラックスしている時はあまり動かずにゆったりとしていることが多いですよね。犬も同じなのかもしれません。
飼い主さんの傍にいて、尻尾を振らずにまったりしているのであれば、リラックスできている証拠です♪
怯えている
尻尾を後ろ足の間に巻き込むくらい下げている時は、怯えています。
さらに姿勢が低く動かない時は、攻撃をするか逃げるか迷っている状態だとかんがえられます。
また、どこかに痛みを感じえていることもあるので、小刻みに震えている様子が見られたら愛犬の体調を観察するようにしましょう。
自分の尻尾を追い掛け回す
犬は時々、自分の尻尾を追い掛け回したり、グルグル同じ場所を回ることがあります。
一見愛らしくおっちょこちょいに見えるかと思いますが、興奮やストレスがたまっているときに見られる行動になります。
犬のストレスは「運動不足」「静かに休めない」といったことが原因の場合や、病気や怪我による体調がストレスになっている場合もあります。
ストレス状態がずっと続いていると、体の免疫力が低下し、病気にかかりやすくなるため、一度かかりつけの病院へ相談してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
犬の尻尾は、感情が読み取るためのものでもあることがわかりましたね!
それに尻尾でバランスをとっていることもすごいですよね。
尻尾を見て愛犬の感情を読み取るようにすれば、愛犬と気持ちが分かり合えるかも?!
尻尾を追いかけているようであれば、ストレスを感じているということになるので、愛犬と一緒に遊んであげたり、そのストレスの原因となるものをなくしましょう。

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