2021.08.07 | コラム
犬はどこから汗をかいているの?

こんにちは!今回は犬の汗についてお話したいと思います!
みなさんは、犬がどこから汗を掻いているか知っていますか?人間とは違い、汗は見たこと無いですよね。
なので、詳しく見ていきたいと思います!
contents
犬の汗の種類
犬の汗(汗腺)には2種類あります。1つはエクリン腺という汗腺でかく汗、もう1つはアポクリン腺とおい汗腺でかく汗です。
エクリン腺
体温調節をする汗腺として知られていますが、犬には肉球でしか汗をかけません。人間で言うさらっとした汗をかくことです。
アポクリン腺
人間で言う脇汗みたいなものです。それが犬には全身にあります。アポクリン腺は皮脂腺と直結しているので、犬の体臭などは、ここから出る汗と皮脂が酸化し、雑菌が繁殖したこと
で体臭が発生します。
さらに、夏や梅雨と言った湿度や温度が高くなる時期は、微生物の活動が激しくなるため、より臭いが強くなる傾向にあります。
暑さに弱い犬は熱中症に注意
短頭種
- フレンチブルドッグ
- シーズー
- ペキニーズ
- ボクサーなど
ダブルコートの犬種
- コーギー
- ゴールデン・レトリーバー
- ボーダーコリー
- スピッツなど
これらの犬種は特に注意が必要ですが、夏の暑さ対策は全犬種に必要だということを忘れないようにしましょう!
体温と犬の呼吸パターン
鼻呼吸
息を吸うときも吐くときも鼻だけで行う呼吸法です。
これは、気温が26度未満で、犬が安静時にします。ゆっくり走ったりする時です。
循環呼吸
鼻から息を吸い込み、鼻と口両方から吐き出す呼吸法です。
これは、気温が30度以上のときです。犬がやや早めに走る時に起こります。
鼻口呼吸法
鼻と口両方から息を吸い込み、鼻と口両方から吐き出す呼吸法です。
気温が30度以上で、犬が全力で走る時に起こります。
外側鼻腺(がいそくびせん)
外側鼻腺は鼻で呼吸している犬における主要な体温調整器官です。外側鼻腺は、犬の鼻の奥にあり、体液を分泌する腺組織で、鼻腔開口部からおおよそ2cm内側、第四前臼歯の上辺りに位置します。
外側鼻腺は犬の汗腺?
犬が汗を分泌する汗腺は肉球しかないと考えられていますが、この外側鼻腺も汗腺ではないかと考えられています。
鼻の中に分泌液を放出して気化熱で体温を下げるという仕組みは、ちょうど暑いときに人間が汗をかき、気化熱によって体温を下げようとするメカニズムにそっくりです。
犬にとっての汗腺は、滑り止めとして働いている肉球の汗腺ではなく、実は鼻の奥にある外側鼻腺の方であると言い換えることもできるでしょう。
口呼吸とパンティング
パンティングとは、犬が口呼吸をしているときにおける主要な体温調整メカニズムです。
パンティングは犬が口を大きく開けて舌をだらりと垂らし、ハァーハァーと激しく呼吸することです。
まとめ
いかがでしたか?
犬が汗をかく場所は主に肉球だけでしたが、外側鼻腺も犬の汗腺かもしれませんね!
人間とは違い、犬はたくさん汗をかいて体温調整できません。口呼吸パンティングも夏場の暑いときなどによく見かけますよね。
暑い日はなるべく涼しい時間帯に散歩に行きましょう。熱中症には気をつけてくださいね!

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