2021.06.29 | コラム
犬はなぜくるくる回る?!

こんにちは!みなさんの愛犬は同じ場所をくるくる回る行動をしていますか?
無心で同じ場所をくるくる回っていて、病気なのかな。と心配になる方も少なくはないと思います。
なので、今回は「なぜ犬はくるくる回るのか」について説明したいと思います!
contents
犬がくるくる回る理由
嬉しくて興奮!
おやつやごはんがもらえる前、散歩に行くときや飼い主さんが帰ってきたときなどに、嬉しくてぐるぐる回る犬もいます。これは「嬉しい」のサインであり、大興奮している時によく見られる行動!
体中に嬉しさが溢れ出ている姿はとても可愛いですが、この興奮のままご飯をあげたり、散歩に行くのはあまりよくありません。犬が嬉しくてぐるぐる回っていたら落ち着くまでまってから、行動に移しましょう!
ストレスや不安を和らげるため
退屈によるストレスや、恐怖感、不安感を感じていると、犬はくるくる回ることでネガティブな感情を和らげようとすることがあります。
エスカレートすると、頻繁に回るようになったり、回りながら自分の尻尾を噛んだり、うなったりする様子が見られることも。
まずはお尻周りの様子を確認し、触っていたがらないかなどをチェックしましょう。
様子がおかしいなと思ったときは動物病院を受診しましょう。
自分の寝る場所を整える
自分の寝床の上でぐるぐる回りながらベッドを掘るような仕草を見かけたことはありませんか? これは自分が寝る場所を整えているのです。
せっかく飼い主さんが整えた寝床をグシャグシャにしてしまうのは、自分の納得いく形に整えているからなのです。可愛いですよね( *´艸`)
飼い主さんとしては複雑な心境かもしれませんが、そっと見守ってあげてくださいね♪
うんちをする前の安全確認
犬がうんちをするときの体勢は、とても無防備な状態です。そのため、うんちをしているときに外敵に襲われたりしないよう、前もって周囲の安全をくるくる回って確かめることがあります。
身体の異常が原因の場合
認知症の可能性
犬は高齢になると、人間と同じように認知症になることがあります。
この場合は尻尾を追いかけるようにしてくるくる回るというより、同じ場所を円を描くようにして何度も回ります。
他にも、壁にぶつかっても後戻りせずに歩き続けたり、慣れているはずの家の中で迷子になる、などの行動が見られたら認知症の可能性が高いでしょう。
お尻の異常を気にする
お尻にうんちが付いてる、皮膚が炎症しているなど、お尻に何らかの異常を感じると、お尻が気になってくるくる回ることがあります。
犬が回りながらお尻のにおいを一生懸命嗅ごうとしている様子やおしり歩きをするような様子が見られたら、お尻に何か異常を感じているサインかもしれません。
肛門腺を出してあげないと、溜まってしまい、「肛門腺破裂」といって炎症を起こしてしまいます。
耳や脳の異常
犬がくるくると回るのは、中耳炎や脳炎、脳腫瘍などが原因で平衡感覚を失い、意図せずにくるくると回る「旋回運動」の可能性もあります。
目や首の動きが安定しなかったり、嘔吐、食欲不振、痙攣などの症状が伴って見られる場合は、危険な疾患を抱えているかもしれないので、見逃さないようにしましょう。
犬がくるくる回っているときの対処法
興奮して回っているときは落ち着かせる
嬉しい時にぐるぐる回る癖がある犬は、まずは落ち着かせることが第一です。
直し方は簡単で、ぐるぐる回って興奮している間はごはんもおやつも与えないようにすることです。落ち着いたらごはんを差し出すようにすると、犬は賢いので数回で学習するはずです。
嬉しくて回ることはとくに心配しなくて大丈夫ですが、なるべく落ち着かせてからごはんや散歩に行ってあげましょう!
ストレスを発散してあげる
飼い主さんは、「楽しくて回っているだけだろう」と思っても、それは実は犬からのストレスサインかもしれません。
運動不足や飼い主さんとのコミュニケーション不足のほか、引越しなどで環境が変わることなどもストレスの原因となります。
散歩の時間を伸ばしたり、たくさん遊んであげるなど、できるだけストレスや不安の原因を除いてあげ、犬の様子を見ましょう!
放っておくと自分のしっぽを噛んで痛めてしまう可能性もあるので、ストレスで回っている場合は早めの対処が必要です。
トイレの前や寝る場所を整えるとき
犬がうんちをする前の安全確認や寝床を整えるために回っている場合は、特に気にする必要はありません。
そのまま放っておいてあげましょう。逆に物音をたてたり、様子を伺おうとじっと見つめてしまうのは、自分がやろうとしていることが中断されてしまうため、よくありません。(>_<)
まとめ
いかがでしたか?
くるくる回る理由は、心理的なのか、身体的なのかがありました。
ストレスが原因ですと、くるくる回るほかに尻尾を追いかけ始めて自分の身体を傷めつけてしまいます。そうならないためにも、お散歩に行ってあげるなどストレスを与えないようにしましょう。
犬がくるくる回るのは、なにかしら理由があります。それに気づいてあげられるように日頃から愛犬の様子を見ておきましょう!
飼い主さんと愛犬お互いにストレスのない生活を♪

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