2021.10.30 | コラム
犬のかさぶたはどうすればいいの?

こんにちは!トリマーの黒岩です(^^♪
みなさんの愛犬はかさぶたができていたことはありますか?
何が原因でかさぶたが出来るのかはご存知ですか?急に出来ていたら心配になりますよね。
なので、今回は「犬のかさぶた」についてお話したいと思います!
contents
どうしてかさぶたが出来てしまうの?
犬も私たちと同じで、皮膚に何らかの傷が出来たら、血や膿が出ることもあり、しばらくしてからそれらが固まってかさぶたになります。
つまり、かさぶたは血液や膿が乾燥したもの。止血、それからばい菌の侵入を防ぐ役割を果たしているため、傷が治るまではむやみに剥がしてはいけません。
犬にかさぶたが出来てしまう原因
怪我によるかさぶた
怪我によるかさぶたであれば、1箇所、またはその周辺に個数のかさぶたができます。
怪我によるかさぶたは、傷が治るに連れて自然と剥がれ落ちていくのが一般的です。自己治癒力が高い犬ほど皮膚の再生が早いので、1週間ほどすればぽろっと剥がれ落ちます。
しかし、怪我によっては大きくダメージを受けている場合もあります。そのような時に間違えた処置をすると、化膿して治りが悪くなってしまうこともあるので注意が必要です。
傷口が化膿していたりグジュグジュしている様子が見られる場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。
皮膚病によるかさぶた
皮膚病によるかさぶたは広範囲にできるケースが多いです。
一度剥がれるとまたかさぶたができ、また剥がれては再びできるの繰り返しが特徴です。
皮膚病が原因でかさぶたが出来ている場合、他にもかゆみ、フケが出る、皮膚の乾燥、湿疹、脱毛、被毛がべたつくなどの症状も見られます。かさぶただけではありません。
皮膚病は放置しても治るものではないので、他にも異変が見られたら動物病院を受診しましょう。
かさぶたをつくりだす代表的な皮膚病
- 膿皮症
- 脂漏症
- 皮膚糸状菌症
- 疥癬症(かいせんしょう)
- ツメダニ症
- アレルギー性皮膚炎
腫瘍によるかさぶた
腫瘍によるかさぶたであれば、1ヶ所、もしくは数ヵ所にできているのが特徴です。
実は、腫瘍によってかさぶたができることもあります。腫瘍が潰れて中から液が出てきてしまい、それが乾燥してかさぶたとなることもあるようです。
腫瘍は悪性と良性の両方のタイプがあるため、自己判断はせず、必ず獣医師に診てもらうことを強くおすすめします。
愛犬のかさぶたでこんな症状だったらすぐに病院へ!
心配のらないかさぶた
- 皮膚病やアレルギー、皮膚がんなど、かさぶたができてしまった原因がなくなり、また、きちんと出血が止まること
- かさぶたが無理矢理剥がされてしまう状況にないこと
- かさぶたの下の皮膚が修復されること
受診を進めるかさぶたの症状
かさぶたの色は血液が固まっただけだと黒かったり、膿が混ざっていると緑が飼っていたりとさまざまな見た目をしています。
かさぶたの原因が明らかに外傷で、出血も止まっていて、傷が非常に小さいのであれば放置しても大丈夫かもしれませんが、できれば早めの動物病院の受診をおすすめします。
犬の背中の皮膚は、犬自身がかけないため、治りやすいかもしれません。しかし、お腹だと犬がなめやすく、また、鼻は地面にこすりつけ、肉球は地面と常に触れるので、物理的な刺激により傷口が治りづらいかもしれません。このような場合にも動物病院を受診すべきだと思います。
まとめ
いかがでしたか?
犬のかさぶたは、私たち人間と同じで、傷などの外傷で出来てしまいます。
怪我でのかさぶた、皮膚病でのかさぶた、腫瘍でのかさぶた、原因はさまざまです。
かさぶたになって治るのであれば問題はありませんが、治らず、繰り返し起きているようであれば、動物病院を受診しましょう。

この記事が気に入ったら
いいねしよう!
最新記事をお届けします。