2022.02.04 | コラム
愛犬の肉球にヒビが?!

こんにちは!トリマーの黒岩です(^^)
みなさんは日ごろから愛犬の肉球を確認していますか?
そもそも肉球はなんのためにあるのでしょうか?
そして、どんあ状態の肉球がよいのでしょうか?
今回は「肉球のひび割れ」についてお話したいと思います!
contents
犬の肉球の役割
衝撃を吸収する
犬の肉球は表皮が随分と分厚くなり、その下には脂肪。コラーゲン、弾力遷移が入り混じって存在しています。
地面から受けた衝撃が骨や神経に伝わる時に出来るだけ衝撃が少なくて済むようになっているのです。
体温調節をする
人間は汗を科いた時に全身の汗腺から汗をだして体温調節をしますが、犬の場合口で短く呼吸をして熱を外に出すがか、肉球や鼻の先から汗を出して、気化熱を利用して体温調節をしているのです。
犬の感染は肉球と鼻の頭にしか存在しないので、肉球は体温調節をするうえでも非常に大切なパーツです。
スパイク、滑り止めの役割
それ以外にも、肉球には摩擦を起こして滑らないようにする役目があります。
ブレーキをかける時や走るために地面を蹴る時などには、肉球の表面にある円錐状突起(えんすいじょうとっき)が活躍します。
この突起が、スパイクのような役割を果たしていますが、肉球が乾燥してくると突起も摩擦が起こせなくなり、室内などでは特に滑りやすくなってしまうのです。
犬が肉球のひび割れを起こす原因
季節の影響を受けている
冬になると空気も乾燥して、犬たちの肉球も乾燥の影響を受けやすくなっているのです。
特に寒がりな犬種は、暖房器具の前を陣取って動かないことがあります。
温風がでるタイプの暖房器具であれば、風にあたり続けていることで肉球が乾燥してしまうので注意しましょう。
散歩で引っ張り癖がある犬
散歩でよく引っ張る犬は、地面との摩擦で肉球をきづ付けてしまうことがあります。
ただでさえ凹凸の多いアスファルト道ですが、夏になるとアスファルトの表面温度は60度以上にもなり、肉球を火傷してしまうことがよくあります。
火傷した肉球の皮膚は硬く乾燥し、ひび割れの原因にもなります。
代謝が低下している
人間の場合でも、歳をとるとかかとが乾燥してひび割れることがありますが、これは外部要因だけが原因ではありません。
加齢によって体の代謝機能が落ちると、汗腺の機能もいっしょに低下し、肉球の表面を薄く覆っている皮脂膜の形成が悪くなります。
すると、肉球をバリアできずにどんどん水分が失われるようになり、乾燥状態から抜け出せなくなってしまいます。
要注意の肉球の状態
肉球を舐める
犬によっては、クセのように肉球を舐めることがあります。
肉球に異変がなければあまり心配することはありませんが、違和感や痛み、痒みがあって舐めている可能性もあります。
肉球にとげが刺さっていたり、怪我をしていたり、痒みがあって舐めていることもあります。
怪我などがなく、あまりにもずっと舐めているようであれば、他に気をそらせるなどの対策も必要です。
肉球が赤い、腫れあがる
肉球自体が赤く腫れることはありませんが、肉球肉球の間は汗腺などをおこしやすいため注意が必要です。
細菌やカビ、アレルギーなどが原因の皮膚疾患の疑いがあるかもしれません。
見ただけでは何の病気か判断するのは難しいので、赤くなっていることに気づいたら、動物病院を受診しましょう。
肉球がカサカサ、ひび割れになる
プルンとしていた肉球がいつの間にかカサカサになり、ひび割れてしまったことはありませんか?
散歩が大好きでよく歩く犬は硬くなったりかさついたりすることもあります。さほど心配は要りませんが、あまりに乾燥がひどい場合はシャンプー剤などで洗い流しすぎている恐れがあります。
肉球が冷たい
愛犬の肉球がひんやり冷たいことはありませんか?
冷たい場所に立っていれば肉球も冷えますが、すぐに温かくなってくれば何も心配はありません。
しかし、常に冷たい場合はあまり血行がよくないのかもしれません。また、四肢のうち一つだけが冷たい場合などは、血栓なを疑う必要もあります。
まとめ
いかがでしたか?
犬の肉球は季節の乾燥が影響してひび割れてしまったり、散歩の引っ張り癖などで、カサカサになってしまうことがよくあります。
愛犬が肉球をやたらと舐めていたり、何か気にするようであれば、飼い主さんが確認をして、赤くなっていたり、肉球と肉球の間が腫れていたりしたら一度動物病院を受診しましょう。
対策方法として、犬用の肉球クリームを塗るなどして、潤いを与えてあげましょう。

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