2021.08.27 | コラム
犬の被毛の違いは何?!

こんにちは!みなさんはなぜ犬は毛で覆われているのだと疑問に思ったことはありませんか?
どうして種類によって長さや毛質が違うのか。
今回はその「犬の被毛について」お話したいと思います!
contents
犬の被毛の構造の分類
オーバーコート&トップコート
犬の体の表面にあるヘアをオーバーコート(上毛)またはトップコートと呼びます。ダメージから体を守る長くて粗い被毛です。
アンダーコート
オーバーコートの下に密生した細く柔らかいヘアのことをアンダーコート(下毛)と言います。防水・防寒の役割を果たす柔らかい毛です。
上毛と下毛の二重構造で、上毛は皮膚の保護・下毛は保湿の役割をもちます。下毛は換毛期(通常は春と秋)が訪れると抜け替わります。
生え方によるコートの種類
シングルコート
下毛を持たず、上毛だけからなるヘアのことです。トリミングをする必要がある犬は、シングルコートのことが多いです。
ダブルコート
二重構造の被毛のことをダブルコートと言います。上毛と下毛の両方をもった毛のことです。
ヘアレス
無毛で、体の一部に毛の生えない状態を指します。突然変異種として誕生した犬を選択繁殖した結果、遺伝的に毛の生えない犬のことです。
毛がない分、寒さや外傷に弱いという難点があります。
毛質の種類
- スムースコート(Smooth coat)=滑らかな毛質
- ロングコート(Long coat)=長い毛質
- ラフコート(Rough coat)=粗い上毛の長い毛質
- ワイヤーコート(Wire coat)=上毛が硬い毛質
- カーリーコート(Curly)=クルクルと巻いた毛質
- シルキーコート(Silky coat)=絹糸のような光沢がある長い毛質
- ブロークンコート(Broken coat)=長い毛と短い毛の両方ランダムに生えていて、硬い所と柔らかい所がある毛質
- フルコート(Full coat)=十分な長さを備えた状態
ブラッシングをする効果
毛並み(毛艶)が良くなる
毛玉やゴミが付いていると雑菌が繁殖しやすいので、スリッカーでブラッシンングをして毛並みを整え見た目も美しくします。
ブラッシングのマッサージ効果で血行が良くなるとリンパの流れも良くなり老廃物が排出されやすくなります。
新陳代謝を高め被毛の生え替わりを良くしてくれます!
皮膚病の早期発見ができる
日頃から愛犬の皮膚を観察することにより、できものや傷などの早期発見が可能です。
ブラッシングをして愛犬が痛がったり嫌がる場所がある場合はチェックして見ましょう。
自分で確認できないときは、トリマーさんにそのことを言って確認してもらいましょう。
お掃除が楽になる
抜けた毛や抜けかかっている毛をまとめて取り除くことができるので、パラパラと部屋のあちこちに落ちてしまう抜け毛の量が劇的に減ります。
結果的にお掃除がとても楽になります!
タイプ別の適切なブラシ!
スリッカーブラシ
毛のもつれをほどく、毛玉や抜け毛を取り除く際に使用します。特にダブルコートの犬種は換毛期があるのでおすすめです!
ブラシの先は鋭いので、力を入れすぎてしまうと、皮膚を傷つけてしまいます。
飼い主さん自身の腕にブラシを当てて、力加減をしてみましょう!
ピンブラシ
長毛種のお手入れや、もつれを除去する時に使用します。特にシングルコートの長毛種で毛切れを防止したいときにおすすめです!
ラバーブラシ
短毛種の抜け毛除去に使用します。スムースコートの犬におすすめ!
肌に直接当たることが多いので、マッサージ効果も期待できます!
コーム
金属製のクシです。ピンの間隔により、細目と粗目があり、細目はブラッシングの仕上げに毛並みを整える際に、使用します!
粗目はもつれの確認や抜け毛の除去にしようします。
まとめ
いかがでしたか?
犬の被毛はたくさん種類があるということがわかりましたね!
愛犬の被毛の種類でブラシを変えてみましょう!
できれば毎日が良いですが、可能な限りブラシをしてあげましょう!

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