2021.04.26 | コラム
犬に与えても良い果物&与えてはいけない危険な果物

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与えても良い果物、ダメな果物を理解しよう
こんにちは(^^)
みなさんは愛犬に果物など食べさせていますか??与えていいものなのか、どのくらいの量を与えていいのか、悩んでしまう時ありますよね?
人間にとっては健康に良いとされる食べ物でも、犬にとっては命の危険が潜んでいることもあるのです。
今回は、「果物」に焦点をあて、食べても大丈夫な果物、ダメな果物について紹介したいと思います!
そもそも犬に果物を与えて大丈夫??
はい!犬が中毒やアレルギーを引き起こさない果物なら与えても問題はありません!犬にとって果物は貴重な栄養源なのです。
しかし、中毒やアレルギーを引き起こす果物も混ざっています。
犬が果物を食べた後に「目が充血する」「ぐったりする」「体中を痒がる」「発疹が出る」などの中毒やアレルギー症状が出た場合は、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
犬はどのような果物なら食べても大丈夫なのでしょうか??
与えても良い果物
・いちご ・りんご ・バナナ ・キウイフルーツ ・パイナップル ・メロン ・みかん ・オレンジ ・スイカ ・柿 ・梨 ・アセロラ ・クランベリー ・ブルーベリー ・カシス ・栗 ・桃 ・マンゴー ・クコの実 ・びわ
与えても良いが気をつけたほうが良い果物
グレープフルーツ ・・・適量なら大丈夫ですが、与える際は果肉部分のみにして少量がおすすめです。
さくらんぼ ・・・基本的に問題ないですが、種の部分には青酸性物質が含まれていて危険です。また、実自体もあまり消化に良くないです。
レモン ・・・適量なら大丈夫です。 ただし非常にすっぱく、犬からしたら消して好んで食べる食べ物ではないようです。皮(白い部分)は消化に悪いの与えないようにしましょう。
ゆず ・・・少量なら大丈夫です。大量摂取は控えましょう。
※犬の大きさにより、それぞれの果物に適切な量があります。いくらでも与えてよいということではありません。
犬に与えてはいけない果物は??
・ぶどう(レーズン) ・イチジク ・ドライフルーツ ・プルーン(プラム)
ぶどう
犬にとってぶどうは毒性が強く、腎臓に悪影響をおよぼすことが分かっています。
最悪の場合死に至る可能性のある果物です。レーズン(干しぶどう)やぶどうジュースなどの加工品も犬には食べさせるべきではありません。
(マスカットも同様)
イチジク
皮や葉、果肉には「ソラレン」「フィシン」という中毒性のある成分が含まれています。そのため摂取すると、口内に炎症を起こしたり、嘔吐やよだれの症状を引き起こしたりすることもあるので注意してください。
ドライフルーツ
砂糖漬けにして作られたドライフルーツは、糖分が高いうえに食物繊維も多いため、腸内細菌のバランスを崩してしまいます。それにより、軟便や下痢の原因となることがあります。
プルーン(プラム)
私たちにとって体に良いとされるプルーンですが、リンゴや梅、桃などのバラ科の植物の未成熟の種には「アミグダリン」という成分が含まれています。
これは、青酸中毒の原因にもなる恐ろしい成分です。また、果肉に含まれる豊富なカリウムが「高カリウム血症」につながってしまうこともあります。
食べてしまうと呼吸困難や、ショック症状を起こしたという報告があります。乾燥する過程で毒性は強まるので、ドライタイプのプルーンでもNG!
犬にプルーンを与えることはやめておきましょう。
レモンやグレープフルーツなど、外皮をむかないで与える柑橘類
先ほど与えてもよいが気をつけたほうが良い果物でも紹介しましたが、柑橘類の外皮の部分には中毒成分が含まれているため、摂取すると嘔吐や下痢の原因になります。
与える量はどのくらい??
果物はたくさん栄養を含んでいますが、与えすぎてはいけません。
与えてもいいフルーツの量は、ワンちゃんの体の大きさなどによっても異なりますが、だいたい1日に10g~20gを目安としましょう!
みかんなら1~2房、小さいイチゴなら1~2粒程度の少量です。
とても少ないと感じるかもしれませんが、フルーツには糖分が多く含まれます。
糖分を摂りすぎてしまうと、肥満や虫歯につながることもあるので、愛犬の健康を考え与え過ぎないようにしましょう!
与えても良い果物でも初めてのときは注意!
犬に与えても良い果物でも、初めて食べさせる時は少量からスタートしましょう!
皮や種、芯や茎など、中毒を起こす可能性のある部分は取り除いてあげてください。
アレルギーのある犬なら下痢や嘔吐・発疹を引き起こすこともあります。初めて食べ物を与えた後は、犬の様子をよく観察し、いつもと違うようなら動物病院に行きましょう。
まとめ
- どんなに体に良い果物でも食べ過ぎれば毒になる
- 食べて良い部分と食べてはいけない部分があるので必ず事前確認をしてからげましょう
- あげる際は、おやつやトッピング程度にしましょう
- 疾患を持つ犬によっては与えないほうがよいものもある
- 犬によってはアレルギーを発症する可能性もある
犬が食べても良い果物、食べてはいけない果物はお分かりいただけたでしょうか??
犬にとって果物は絶対必要な食べ物ではありませんので、少し食欲がなかったら食事にトッピングしてあげるなど、栄養補給として与えてあげてはいかがでしょうか(^^)
新鮮なフルーツを愛犬にも食べさせてあげたいと思う気持ちから、間違ったものを食べさせたり、量を間違えると愛犬を苦しめることになりかねません。(><)
愛犬の健康を守れるのは飼い主さんだけですので、健康管理をきちんと行いましょう!
ぜひ、今回紹介した内容を参考に、愛犬と季節のフルーツを楽しんでください♪

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