2021.10.10 | コラム
犬の適度な運動量ってどのくらい??

こんにちは!トリマーの黒岩です!
みなさんは愛犬の散歩はどのくらいしていますか?適切な運動量が分からない方は多いかと思います。
なので今回は「犬の適切な運動量」についてお話したいと思います!
contents
散歩することのメリットは?
犬が散歩することのメリットは、運動によるエネルギーを消費させるだけでなく、ストレス解消の効果もあります。
愛犬のお散歩をする事で、飼い主さんとのコミュニケーションも取れますし、他の犬ともふれあえるので仲良くなる方法を学ぶことが出来ます。
犬も運動をしないと肥満の原因にもなってしまうので、お散歩はできれば毎日いくようにしましょう。
具体的な散歩時間と距離の目安
小型犬の散歩時間と距離の目約
小型犬は体が小さいため、大型犬ほど多くの運動量を必要としませんが、犬にとって散歩は大切です。できるだけ連れて行くようにしましょう。
小型犬は1日に1~2回程度、朝夕の時間帯の散歩が目安です。
ただし、チワワのような超小型犬は骨もあまり強くないため、長距離の散歩はおすすめできません。
犬の様子を確認しながら、負担がかかり過ぎないように散歩の距離や時間を調整してあげましょう。
中型犬の散歩時間と距離の目安
中型犬の代表的なのはボーダーコリーや柴犬、コーギーなどです。
散歩の頻度は1日に1~2回で、1回につき30分程度が好ましいかと思います。
30分ほどの散歩を距離に換算すると2キロくらいですので、距離を目安にするのもおすすめです!
散歩だけでは運動量が足りないと感じてしまうことがあります。
一緒に遊んであげたりドッグランで走らせてあげたりするなど、愛犬の運動量を確保できるように工夫してあげると良いでしょう!
大型犬の散歩時間や距離の目安
大型犬はラブラドール、ゴールデンレトリバー。ダルメシアン、ドーベルマンなどが代表的な犬です。
大型犬の散歩も基本的には朝夕の1日2回が目安です。
1回あたりにかける時間は30分~60分くらいで、距離にすると2キロ~4キロ程度になります。
大型犬は体も大きいですし、走らせすぎると体に大きな負担を与えてしまうことがあります。特に足や関節に与える負担が大きくなるため、注意してあげましょう。
大型犬は1歳になるまでに激しい運動をさせすぎてしまうと、股関節形成不全などの障害に見舞われてしまう恐れがあります。
少なくとも1歳までは、散歩の時は走らせるのではなくゆっくり歩くことに重点を起きましょう。
それ以降が肥満にならないように運動をさせればよいでしょう。
愛犬に適した運動量の測りかた
運動量を測るときの基準ですが、まずは1回30分の散歩を1日に2回してみましょう。
散歩から帰ったときに犬の呼吸を確認して、ハッハッと短い呼吸をしていれば適度な運動ができた証拠です。
しかし、呼吸の間隔がかなり短い、舌が紫色になっている場合は疲れすぎのサインですので、運動量を減らす必要があります。散歩の時間を少なくしてあげてください。
それでもまだ疲れすぎているようであれば15分、10分とだんだんと短くしてあげてください。
あまりにも短い時間で疲れるようであれば病気の可能性もあるので、かかりつけ動物病院で一度診察してもらいましょう。
散歩時の注意事項
散歩中に愛犬が急に座り込んだり動かなくなったりすることがあります。そのときに無理にリードを引っ張るのはやめましょう。
動かないのにが何か理由があるので、落ち着いて様子を確認してあげてください。
足に怪我をしている可能性もありますし、疲れてしまったのかもしれません。
また、同じ30分という時間でも、平坦な道と坂道、階段などでは運動量が変わってきます。
小型犬のように骨や関節があまり強くない犬は、階段や坂道ばかりを歩かせると体の負担になってしまうことがあります。
あまりにも厚すぎる日だと路面の温度も高くなっていますし、肉球を火傷してしまいます。
反対に寒すぎる日も同様で、しもやけを起こしてしまう可能性もあります。
季節によって散歩をしやすい時間帯にタイミングを変更するのも良いかと思います!
犬って平均どのくらいの速さで走れるの??(番外編)
犬は大昔から狩りをしながら生きてきたので、走るのが得意な動物として知られています。
そんな犬は一体どのくらいの速さで走ることができるのでしょうか。犬種によって走るスピードが大きく異なるといえますが、大体の速さは以下のとおりとなるそうです。
- 小型犬…平均20~25km
- 中型犬…平均30km
- 大型犬…平均35~40km
あくまで目安のもになりますので、参考程度にとどめておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?犬の運動量は犬種や体格などでそれぞれ違います。
適度な散歩に行くことは大切です。犬もストレスや運動不足になってしまいます。そうならないためにも、可能であれば、1日に1~2回ほど散歩に行ってあげましょう。
飼い主さんと愛犬ストレスのない生活を送りましょう♪

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