2022.01.09 | コラム
愛犬の耳が遠くなった?聞こえないの・・・?

こんにちは!トリマーの黒岩です(^^)
みなさんの愛犬は、名前を呼んだり、ご飯のときなどに、音や声に反応していますか??
老犬になって少し耳が遠くなってきた・・・という愛犬もいるかと思います。
では、愛犬の耳が遠くなってきていサインについてお話したいと思います!
contents
犬の耳が聞こえなくなる原因
老化・加齢
犬も私たち人間同様で、歳をとると老化で耳が聞こえなくなってきます。
小型犬や中型犬は9~13歳、大型犬は6~9歳頃から老化が目立ってきます。
老化による聴力の低下は突然聞こえなくなるわけではなく、少しずつ進行していきます。
耳への異物購入
耳の中に異物が入ることで、音が通る耳道がふさがり、犬の耳が聞こえなくなることがあります。
外傷や強い打撲
外傷や強い打撲によって、頭部が損傷し、脳の聴覚野に損傷を受けた場合や鼓膜や耳小骨などが損傷した場合に、犬の耳が聞こえなくなることがあります。
遺伝
子犬の頃から耳が聞こえていないようであれば、遺伝による可能性が高いです。
特に「白」「マール(黒斑点を伴った青灰色)」「白+黒ブチ」の色を持つ犬は先天的な聴覚障害を持っている可能性が高い傾向にあります。
はっきりとした統計結果があるわけではありませんが、白+黒ブチで有名な「ダルメシアン」は22%の割合で片耳が聞こえず、8%の割合で両耳が聞こえないとも言われているそうです。
その他にも30種類以上の犬種でも先天的な聴覚障害があり、残念ながら遺伝によるものに対して治療法が無いのです・・・・
細菌感染による耳の炎症
- 外耳炎
- 中耳炎
- 内耳炎
耳の中に細菌が入り増殖すると耳垢が多くなったり、炎症を起こします。
さらに進行していくと、鼓膜や耳の中の様々な期間に影響を及ぼし聴力低下に繋がります。
耳を痒がる、耳が臭い、頭をしきりに振るなどの行動は耳に何かしらの不調があるというサインです。
初期で適切な治療をすれば完治しますので、聴覚に影響が出る前に早めの治療をおすすめします。
日頃から観察するようにしましょう。
薬の副作用
治療で使う薬の副作用で聴力が低下する場合があります。
そのような副作用が見られたときは早急に投薬するのを中止し、獣医に伝えましょう。
また、日常生活で使用する接着剤、洗剤、シンナーなどを吸い込んだり耳の中に入ってしまうと聴力が低下する原因に成ってしまうので、犬の近くにはそのようなものはおかないように気をつけましょう。
犬の聴力が低下した時に注意したい生活の注意点
驚かせない
耳が聞こえないということで不安になり臆病になっている場合があります。
今まで通りに接してしまうとびっくりして自己防衛のために相手に噛み付いてしまうこともあります。
触れる際は、犬の視界に入り側にいることをわからせた上で触るようにしましょう。
また、老化で視力も低下している可能性もあるので、見えづらくなっていることもあります。その際はベッドを揺すってから触るなど、何かしらのアクションを起こしてから触るようにしましょう。
言葉ではなくジェスチャーでコミュニケーションを!
耳が聞こえないということは、飼い主さんの声による支持が愛犬に届かないということ。
犬が理解しやすい動作で支持を出すようにし、うまくできたら言葉ではなくたくさん行動で褒めて安心させてあげましょう。
耳が聞こえない犬は見たものを頼りにしており、常に不安を感じていますので、笑顔で接するよう心がけましょう。
犬の散歩のときはリードを短く持つ
散歩中は車や自転車やバイクなど様々な危険があります。しかし耳が聞こえない犬は自分で危険を察知することが出来ません。
飼い主さんが犬の耳となり危険を感じたらリードを引き愛犬を守ってあげましょう。
安心させてあげる
犬の聴力は人間の4倍と言われとても耳が良いです。
その耳が聞こえなくなると慣れまで犬はとても不安になります。
自分の声や飼い主さんの声が聞こえない為に大きな声で吠えてしまうこともあります。
老犬で同時に視力も弱い場合は特にその傾向が見られます。
耳が聞こえないのは徐々に慣れますので、それまでは不安にさせないために飼い主さんの存在が感じられる場所に犬の居場所を作ったり、飼い主さんの匂いのする物を側に置いたりして安心させましょう。
まとめ
いかがでしたか?
犬の耳が聞こえなくなる原因は、たくさんありました。
健康な犬でも老化とともに、耳が聞こえなくなってきます。
ご飯の時のフードの袋の音や、名前を呼んだ時、何に対しても反応が無い時、びっくりして怖がることが多くなる。などの症状が見られたら、だんだんと聴力が低下していることです。
愛犬を不安にさせないようにしましょう。

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