2022.02.20 | コラム
犬が食糞をしてしまうのはどうして?

こんにちは!トリマーの黒岩です(^^)
みなさんの愛犬は食糞をしたことはありますか?
犬が食糞をしてしまうのは仕方のないことなのかも知れませんが、なるべくさせたくは無いですよね・・・
なので、今回は「どうして犬は食糞をするのか」についてお話したいと思います。
犬が食糞をする危険性
食糞が危険なのは、体調不良だけでなくさまざまな病気に感染するリスクがあるからです。
ウンチは本来消化管内の不要なものをまとめた「生ゴミ」のようなものです。
ゴミや細菌の死骸、寄生虫がいるかもしれません。
それを再び口に入れることは、想像しただけで危険なことがわかりますよね?
犬が食糞をする理由
かまってほしい
飼い主さんに構ってほしい時にこの行動をするときがあります。
愛犬とこんなやり取りをしたことはありませんか?
愛犬がウンチを食べてしまった時に飼い主さんが大きな声で怒ったり騒いだりしたことはありませんか?
そうした行動をとってしまうと、「ウンチを食べる=構ってもらえる」と学習してしまい、「構ってほしい!注目して!」という欲求から行動がエスカレートしていくことがあります。
消化不良
フードがあっていなかったり、消化管が弱っていて、食べたものがそのまま消化できずにウンチをして出てきている場合、食事と勘違いしてウンチを食べてしまうことがあります。
ストレスを感じやすい性格だと、さまざまな理由からフードを消化されず、消化不良のウンチにはフードのニオイがしっかりと残ります。
また、ダイエットのために極端な減量をしていると、食事量が足りず、空腹を満たすためにウンチを食べることがあります。
空腹
犬の食事の回数は1日2回が適切なので、回数が少なかったりする場合は、見直してあげましょう。
もし食事のペースを改善してもまだドッグフードを食べてくれない場合は、食欲を阻害する原因が他にあります。
- ドッグフードが好みじゃない
- ドッグフードがカビている
- お皿を洗っていなくて不衛生
- お皿を置いている場所が不衛生
など広く愛犬が食事をしたくない原因を探してみてください。
退屈しのぎ。好奇心
暇だから食糞をしてしまうということも考えられます。特に子犬の場合は、単純に好奇心や退屈しのぎでウンチを口にしてしまうことがあります。
何もやることが無い、遊べるものが無い時にやることが無いストレスから食糞行動に繋がってしまうケースです。
留守番中に見られる食糞に多い理由なので、直接しつけることが出来ず対策がなかなか難しい原因の1つです。
ウンチを隠そうとする
ウンチを食べてしまった時に飼い主さんが強く怒りすぎるなど、犬が恐怖と感じる体験をすると、「ウンチをすると怖いことが起きる」と覚えてしまい、ウンチを我慢したり、隠すために食べてしまうこともあります。
ウンチがきちんとした場所で出来たら目一杯褒めてあげましょう。だんだんと覚えてきてくれるはずです!
食糞をやめさせる方法
すぐにウンチを片付ける
どんな原因であれまず最初に取り組んでほしい対策は、愛犬が食糞をする前にウンチを片付けることです。
物理的にまず食糞をしようがない環境を整えてあげることが有効です。
ただし!これでは愛犬が食糞をせざるを得ない理由を解決できていないため、根本的な対策ではありません。
お腹がすかないようにする
食事の量や質、回数を再検討してみることです。
成長期で若くて食欲旺盛な愛犬である場合、食事の量や回数が少ないとお腹がすいてウンチを食べ始め、それが習慣化してしまっていることが考えられます。
ご飯を食べた後なのに物足りなさそうにしていたり、食事を待ちきれずにガツガツ食べる場合には量や回数を増やしてみてはいかがでしょうか?
バランスの取れた食事にしてあげましょう。
病気かどうか確認する
お腹の中に寄生虫があるために栄養の吸収が十分でない場合、臓器の働きが弱く、消化不良のウンチが出ている場合などは、栄養不足を補うためにっ保蘊奥的に食糞をしてしまうことがあります。
ストレスを発散させる
犬も運動不足に陥ると、暇つぶしをし始めます。
その一環として、食糞をする犬がいるといわれていますので、運動をさせたり、他の犬や人と交流させて、社会的な刺激を与えてみましょう。
子犬のうちは活発に運動するものですから、散歩の時間を増やしたり、昼間も退屈しないようにおもちゃを与えたり、活動範囲を広げるなど工夫をしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
犬が食糞をしてしまうのは、色んな理由があることがわかりました。
退屈で暇なとき、飼い主さんの興味を引きたくてそのような行動をしてしまうことがあるので、愛犬を不安にさせないようにしましょう。
それに、ウンチをした時に食べたとしても大きな声で怒らないようにしましょう。
愛犬はウンチをするのを我慢してしまったり、隠すために食べたりしてしまうのでそうならないためにもきちんと愛犬を向き合いましょう!

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