2021.05.16 | コラム
愛犬が首輪を嫌がるのはなぜ?!

こんにちは!みなさんの愛犬は首輪をしようとしても嫌がったり、怒ったりしてくる時はありませんか?
散歩に行こうと思っても嫌がるから首輪をつけられない、ということがあるかと思います。
まずは、「なぜ愛犬は首輪を嫌がるのか」理由を探して解決方法を探しましょう!
contents
犬が首輪を嫌がる理由
首輪に慣れていない
首輪を知らない犬や慣れていない犬にとって、急所である喉に首輪を巻かれることは、恐怖そのものです。嫌がる、怖がる、怒る、拒否する、噛むなどの行動は、実は犬の防衛本能として自然な反応です。
犬たちは首輪が重要なものとは理解ができないので、「何事も最初は怖いもの。出来なくて当たり前」のスタンスで向き合ってあげて下さい。
首輪にトラウマがある
過去に首輪で嫌な体験をしたことがトラウマ化し、首輪に抵抗を示す犬たちも多いです。例えば、無理矢理に首輪を付けられた、首輪を付けるときに暴れて怒られたなど、首輪を付けると嫌なことがあると思っていると首輪を付けられることを嫌がるようになります。
首輪のサイズがあっていない
首輪のサイズが合っておらず、キツすぎてしまって苦しいと嫌がる場合があります。「お散歩で首輪が外れてしまわないように!」と思い、つい、キツく付けがちですが、毎回のお散歩が苦しいのでは、愛犬も嫌になってしまいます。
また、反対に、緩すぎて首元でクルクル回りすぎてしまっているのも、首元が擦れて嫌がっている場合もあるので、首輪のサイズがその子の首に合っているかきちんと確認しましょう!当たり前のことですが、犬も日々成長していますので、愛犬にあったサイズをつけてあげてください(^^)
ちなみに首輪を付けて、指2本程度の隙間がベストといわれています♪
皮膚に炎症がある
まれにですが、首輪が皮膚に炎症があり、擦れて嫌がる犬もいます。首輪のサイズがきつすぎたり、金属アレルギーを引き起こしてしまうこともあります。
首輪をつける際は皮膚に炎症が無いか確かめてからつけるようにしてあげてください!
そもそも犬に首輪は必要?
室内犬ですと、普段から首輪はつけていない、というご家庭は多いのではないでしょうか?
普段から付けたほうが良い犬
普段から首輪を付けておいた方が良い犬は、迷子や、脱走したりしてしまう犬は、首輪に連絡先が記載された連絡札をつけておくと安心だと思います!
首輪をするメリット
犬の行動を制御しやすい
首輪は胴輪(ハーネス)よりも飼い主の意思を犬に伝えやすいです。そのため、指示をしやすく、トレーニングをする際には実は首輪の方が向いています。
ネームタグを取り付けられる
首輪に迷子札やネームタグを付けられます。お散歩中にいなくなってしまうことはほとんど考えられませんが、万が一離れてしまった時には有力な情報になります。
迷子になった時や災害時にはぐれてしまった場合でも連絡先が書いてあれば、連絡をしてくれる人がいるかもしれず、見つけてもらいやすいでしょう。
首輪をするデメリット
首に負担がかかる
首輪にリードをつけてお散歩をすると、主に首だけに負担がかかります。
特に、引っ張り癖がある犬は首や気管を圧迫してしまいます。
頭から首輪が抜けやすい
頭が小さい小型犬などは、少し緩んでいると抜けてしまうことがあります。
お散歩中に首輪が抜けてしまうと、思わぬ事故につながることも考えられますので、首輪は緩すぎず、キツすぎず、抜けないのを確かめてから装着してあげましょう。
首輪を慣れさせる方法
体が問題なく触れるようになったら、今度は首輪が安全であることを教えてあげて下さい。首輪が怖がるものではないことを体感させてあげましょう。まずは柔らかい素材のリボンや紐から始めることをおすすめします。
- 優しく声をかけながら、リボンを見せる。
- 興味を持ったら、匂いを嗅がせてあげる。
- 触らせてあげる。
- 上記のを慣れるまで繰り返す。
- リボンに慣れたら、優しく声をかけながら緩めにリボンをつける。
- リボンを付けることが出来たら、大きく褒めてご褒美をあげる。
この方法のポイントは、犬の背後からリボンを掛けるようなことをしないことです。
犬の後ろからサッとリボンを掛ければ犬は抵抗できませんから手早いのですが、犬にしてみればそれは強引です。
怖がりの性格の犬なら恐怖心を抱いてしまいますし、そうではない犬でも不愉快な気持ちになってしまいます。リボンで慣らすことは首輪を嫌がる犬だけでなく、子犬を飼い始めたときにも首輪装着の前段階としてやってみましょう。
上手につけることができたら褒めてご褒美をあげるといいでしょう。
リボンに慣れてきたらいよいよ首輪です!
- 首輪を見せる。
- 興味を持ったら、首輪の匂いを嗅がせてあげる。
- 首輪に触れさせてあげる。
- 上記を慣れるまで繰り返す。
- 首輪に慣れたら、優しく声をかけながら首輪を付ける。
- 首輪を付けることができたら、思いっきり褒めて、ご褒美をあげる。
一連の過程をストレスなく体験させてあげるポイントは、一つの行動ができるようになったら、たくさん褒め、ご褒美をあげることです。犬たちにとって、ハードルの低いものからスタートし、何度も何度も繰り返すことが大切。楽しみながら「首輪が安全であること」を教えてあげて下さい♪
首輪をつけるしつけはいつから??
飼い犬が子犬の状態で来たのならば、ぜひ子犬のときから始めましょう!
生後14週くらいまでが子犬の学習時期と言われています。この時期にいろんな体験をさせることで、子犬は学習しその後の問題行動が少なくなります。
「褒める」と「無視する」をうまく使ってしつけていきましょう。
首輪をうまくつけることができた時はからだを撫でながら、よくできたということを伝えてあげてください。
最初はエサを使って首輪をつける方法になるかもしれません。首輪を嫌がっていてもエサにつられて首輪をつけるようになるからです。
しかし慣れてくれば、エサなしでも首輪をつけるようになるので、諦めないで繰り返ししつけをしていきましょう!(^^)
首輪ではなくてハーネスは??
「首輪だと苦しそうでかわいそう」という意見もあるかと思います。首輪に比べたらたしかにハーネスの方が首への負担は少ないです。
ハーネスのメリット
ハーネスの最大のメリットは首輪のように首を絞めないため、気管への負担が少ないということ。そのため、短頭種や首周りが華奢な小型犬、呼吸器系の疾患があり咳き込みやすい子などは首輪よりも首輪よりもハーネスの着用が推奨されます。
ハーネスのデメリット
ハーネスのデメリットは、引っ張っても首が絞まらず負担がかからないことから、飼い主が犬をコントロールしにくいことです。負担がないことで、常に飼い主を引っ張る形になることが多く、引っ張りグセがついてしまうこともあります。
また、ダックスやコーギーのように短足タイプの犬種だと、ハーネスが抜けてしまうこともあります。
首輪とハーネスどっちを選ぶべき?
首輪がおすすめの犬
首輪はしつけの面で最適です。引っ張りグセがつかないよう最初のしつけのときには、首輪を付けるのをおすすめします。また、飼い主との主従関係がしっかりとしていないときは、指示が伝わりやすい首輪で歩行ルールを教えてあげることが大切です。
脚が短くハーネスだと抜ける可能性がある犬種も安全面から首輪がおすすめです。
ハーネスがおすすめの犬
首や呼吸器などの疾患がある犬や、短頭種、老犬などは首への負担が少ないハーネスがおすすめです。 ハーネスは、取っ手がついているタイプもあるため、足腰が弱った老犬を支えるサポートにも使うことができます。
まとめ
いかがでしたか?首輪を嫌がる犬は少なくありません。子犬の頃からつける練習をしましょう!
無理やりつけてしまうと嫌がり付けることが難しくなってしまうので、愛犬と信頼関係を築き、楽しくお散歩に行けるようにしましょう♪(^^)
首輪とハーネスどちらが良いのか迷うと思いますが、愛犬にあった首輪、ハーネスを選んで上げましょう!

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