2021.10.14 | コラム
犬も風邪を引いて体調を崩すの??

こんにちは!トリマーの黒岩です(^^♪
みなさんは、犬が風邪をひくのかどうなのかご存知ですか??
もし風邪を引いてしまうのなら、どのような症状が出てしまうのでしょうか?
今回は「犬の風邪」についてお話したいと思います!
contents
犬も風邪を引くの?!
犬も風邪を引きます。
人間と同じく細菌やウイルスに感染します。症状の強さは、病原体の種類やそれぞれの健康状態によって様々です。
特に、免疫力の弱い子犬さんやお年寄りの犬は、風邪がすぐに悪化してしまうこともあるので注意が必要です。
ケンネルコフという風邪の症状
犬の風邪の多くは、咳などの呼吸器症状がでる「ケンネルコフ」と呼ばれる感染症です。
ケンネルコフとは、犬舎で発生する咳という意味で、ペットホテルや繁殖場、ペットショップといった犬が比較的多く集まる・あるいは出入りをする場所で感染することが多いことからその別名が付けられました。
コフ=咳という言葉が表すように、咳が主な症状です。そしてこの病気は、感染力がとても高いことが知られています。
鼻や口の中にいる病原体が咳やくしゃみによって鼻水や唾液とともに飛び散ったり、それらに他の言うが触れて感染してしまいます。
特に、犬がたくさん集まるようなお散歩道やペットショップは注意が必要です。
くしゃみや鼻水
犬の風邪では咳のほか、くしゃみや鼻水が出ることがあります。特に鼻腔に細菌感染がある場合は粘り気の強い膿性の鼻水が出ます。
鼻腔で強い炎症が起こった場合には、出血がみられることもあります。鼻の通りが悪くなると嗅覚が鈍り、食事のにおいが分からなくなって食欲低下につながる可能性があります。
目ヤニが出る、目が開かない
呼吸器症状以外に、目にも症状が現れることがあります。
具体的には、目やにの量が増えることです。猫の風邪では目の病変が高確率で発生しますが、犬は猫ほどそこまで顕著ではありません。
目やにの量が多くなるとまぶたがくっついてしまい、目が開きづらい状態になる場合もあります。
発熱や食欲不振
人間の風邪では発熱により体の節々が痛くなることがあります。
またそれによって食欲が落ちることも見られます。犬の風邪でも、人間同様に発熱することがあります。
犬の平熱は38℃台ですが、39~40℃に至ることがあります。発熱がある場合は、触って熱感があるのはもちろんのこと、同時に倦怠感を伴いますので、普段より元気がなくなったり食欲も減退したりすることがあります。
飼い主さんが気づきやすい犬の風邪
咳
犬は「カハッ」 「カッカッ」 「ガーガー」といった何か喉に詰まったような咳をすることが多く、時には吐き出すような仕草にみえることもあるので、吐き気か咳か見分けがつかないこともあります。
くしゃみ
「ぷしゅっ」と鼻水を伴うくしゃみが出ます。くしゃみが続くと、鼻水に血が混ざることもあるので注意して見てあげましょう。粘り気のある鼻水であれば詰まってしまい、人間と同じく食欲がなくなることもあります。
お腹の症状
うんちがゆるくなったり吐いてしまったりすることがあります。症状が続くと脱水になってしまう恐れもあるので運地の様子も注意して観察しましょう。
犬の風邪(ケンネルコフ)の予防法
ケンネルコフの予防には、ワクチン接種及び病原体との接触を最小限に抑えることが有効です。
ケンネルコフの主名原因であるパラインフルエンザウイルスと犬アデノウイルス2型、気管支敗血症菌に対するワクチンは開発されているので、積雪に接種することで症状を発生させないことが出来ます。
ケンネルコフの予防法
- ゲージや食器、閑居の消毒を行い、常に清潔を保つ
- 多数の犬を取り扱う場合には、1頭触るごとに手洗いを徹底する
- ひと部屋で多数の犬を飼育する場合には、喚気と湿度管理に注意を払う
- 子犬から隔離する(子犬がケンネルコフに罹患している可能性があるため)
- 最近、交通機関を利用した犬から隔離する
- ケンネルコフの兆候のある犬は隔離する
ケンネルコフと診断されたら?!
運動を控え安静にする
運動を控え、興奮しないような生活をさせる。安心してくつろげる場所を用意し、静かな環境を提供してあげることが大切です!
特に、お子さんがいらっしゃるご家庭では、お子さんにも協力してもらいましょう!
喚気
室内の空気が汚れていると咳を助長しまうので、こまめに換気をするようにしましょう。
温度管理
部屋の温度は25度~27度程度。湿度も60%前後を保つようにしましょう。
除菌もできる加湿空気清浄機などを設置するのも良いでしょう!
栄養をしっかり取る
免疫力の向上には栄養が欠かせません。栄養バランスの取れた食べ慣れたごはんを食べさせてあげましょう。
水分をしっかり摂る
体調がすぐれないと、犬は水を飲む量が減ってしまうかもしれません。近くにもっていってあげるなど工夫して飲ませてあげましょう。ごはんに水を混ぜるのも、水分補給に役立ちます
まとめ
いかがでしたか?
犬の風邪とはケンネルコフというのです。ケンネルコフは感染力が高く、他の犬がケンネルコフだと同じ空間にいるだけで、感染してしまいます。
感染している犬の鼻が触れたところに、感染していない犬が触れてしまうとケンネルコフの症状が現れてしまいます。
犬が風邪をひかないためにもしっかりと対策や予防をするようにしましょう。

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