2022.02.24 | コラム
犬もお腹が痛いときがある?!

こんにちは!トリマーの黒岩です(*^^*)
みなさんは犬もお腹を痛がる時があるということはご存じですか?
どのような行動をした時に、お腹が痛いサインなのかを紹介していきたいと思います!
あとお腹が痛いとどのような病気が隠れているのでしょうか?
お腹が痛いときの行動
犬のお腹の痛みは胃腸の動きの不調やどこかの内臓の炎症など、何かの異常に伴って起こります。
そのため腹痛以外の症状が見られることがほとんど。犬は「おなかが痛い」と訴えることはできないので、愛犬の腹痛サインを見逃さないようにしてあげてください。
- 呼吸が荒い
- 背中を丸めて震える
- 横になれない
- 鳴き声や唸り声を上げる
- 身体に触れると怒る
- 全身に力が入る
- 攻撃的になる
- 瞳孔が開いている
このように強い痛みを感じている場合、明らかな症状として現れます。
吐き気のサイン
- 口の周りを舐める
- つばを飲み込む
- 喉を鳴らす
- 嘔吐
- 口臭(酸っぱい臭い)
- ゲップ
お腹が痛いと腹圧が上がるため、それだけでも犬は吐くことがあります。
物がでる嘔吐でなくても、やたらと口周りを舐めていたり、ヨダレが多いと気持ち悪いサインかもしれません。
あとゲップです。
ゲップは胃がうまく動かず、飲み込んだ空気が胃に溜まることで起こります。
犬は腹痛があると息が荒くなり、空気をいつもよりたくさん飲み込んでしまってげっぷが多くなることがあります。
口臭が強くなるのも気持ちが悪いサインの可能性も。酸っぱいニオイは過剰に分泌されている胃酸が原因です。
黄色い胃液を吐くこともありますが、消化酵素である胆汁が腸内から逆流している状態で、これらも口臭の原因となります。
痛みのサイン
- 食欲不振
- 飲水量の低下
- 無気力、疲労感、ずっと寝て元気がない
- 前足を伸ばして胸を床につけ、お尻を突き上げる「お祈りポーズ」
- 背中を丸める(背湾姿勢)
- 触られるのを嫌がる
- いつもと違う鳴き方をする
- 理由もなくウロウロ動き回る
- 震える
- 下痢、お腹がキュルキュル鳴る
妙にウロウロして一か所に留まれなかったり、お腹をしきりになめたり気にしたりする行動は痛みのサインかもしれません。
人もお腹が痛いときにお腹を抱えこむような姿勢をとりますよね?これは痛みに対する反射行動なのです。
同様に犬も背中を丸めてお腹を守る姿勢をとります。いわゆる「お祈りのポーズ」
下痢による腸の過活動で腹痛があるときは、お腹がキュルキュル鳴る音が聞こえることが多いです。
緊急性が高いサイン
- 嘔吐・下痢を繰り返す
- 血便
- 発熱
- お腹を触ると鳴いて嫌がるor暴れる
- お腹が膨れている
- ぐったりしている
短時間で頻繁に嘔吐や下痢を繰り返す場合や未消化な食事を吐く場合、胃や腸で何かが詰まっている閉塞が疑われます。
激しくお腹を痛がる場合は、臓器の急激な炎症が疑われます。
なるべく早めに病院へ行きましょう。
血便は鮮血が少量便に混じる場合、渋りやいきみによる紅毛付近の腸からの出血と考えられます。
血便が出る場合は、お腹の痛みも出やすくまた重度の大腸炎や直腸癌などの可能性もありますので、早めの受診をおすすめします。
犬の腹痛の原因
病気が原因
季節の変わり目で体調を崩して、胃腸炎になることは多いです。
腹痛は内部にトラブルがあると出てきやすい症状の1つです。
膵炎も含め多くは上腹部の腹痛以外にも下痢や嘔吐、発熱などの症状が認められます。
食事が原因
食べ過ぎてしまったり、食べなれていないものを食べたとき、胃腸が消化不良を起こしてお腹が痛くなることがあります。
私たち人間と同様で腐ったものなど、本来食べられないものを食べてしまったら下痢や嘔吐が起こります。
注意してほしいことは、私たち人間には問題なくても犬だと消化不良や中毒を引き起こす食べ物があるということ!
ぶどうやチョコレート、ネギ類も症状の1つとして腹痛がでます。
ドッグフードが合わないと腹痛や下痢といった症状が出ることがあります。
フードの切り替え時は便が緩くなりがちですが、慢性的に「便が緩くなる」「顔や手足をよくなめる」といった症状見られる場合は、かかりつけの動物病院に相談しましょう。
外傷が原因
家庭内でソファやベッドから、あるいは散歩中に側溝に誤って転落してお腹を強く打った場合は、痛みが出ることがあります。
お腹の打撲だけであれば大事にはなりませんが、場合によっては肝臓や脾臓に影響が出ることもあります。
明らかにお腹を打った様子であれば、念のため動物病院の受診をおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
犬が腹痛を訴える理由はいくつかありました。
お腹が痛いときの行動やサインにいち早く気づいてあげられるのは飼い主さんです。
普段から愛犬の様子を確認するようにしましょう。
腹痛の原因んとなるものはできるだけ避けるにしましょう。

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