2022.01.22 | コラム
犬の冷え性はどんな影響が??

こんにちは!トリマーの黒岩です(^^)
寒い時期になると、寒さが大敵で、冷え性というものがありますよね・・・
私たち人間にもありますが、犬にも冷え性というものがあります。
犬の冷え性とはどのようなモノなのでしょうか?冷えで考えられる病気なども詳しく説明したいと思います!
愛犬の冷え性チェック
嫌がらない子であれば、足先を触ってみてください。肉球は温かいですか??
もし肉球が冷たく冷え切ってしまっている場合は要注意です!もしかしたら愛犬は冷え性かもしれません。
ただし!愛犬の足先を触って温かかったからといってすぐに安心してはいけません。眠かったり、熱があったり、お散歩や運動後は愛犬の足先を触るタイミングとして、冷え性の犬でも温かい場合があります。
足先を触ることを嫌がらない犬であれば、1日の中で何度が違うタイミングで足先を澤って確かめてみるとよいかと思います!
どんな犬が冷え性になりやすい?
どんな犬が冷え性になりやすいかというと、筋肉量や運動量が少ない犬の方がより冷え性になりやすい傾向にあります。
特にシニア犬の方が冷え性になりやすいです。
寝たきりになってしまっている犬は、筋肉量が著しく低下しているため、更に血流が悪くなり、ひどい冷え性になりやすくなってしまいますので注意が必要です。
犬が寒いと感じる温度
個体差はありますが、犬にとって室温23~26℃、湿度45~65%が快適な環境といわれています。
犬が震えていたり、鼻を隠して丸くなって寝ていたりする場合は、「寒い」という合図になるため、室温を上げるか、洋服や防寒グッズを用意してあげるとよいかもしれません!
犬の体が冷えることで起こる不調
心臓病
私たち人間でも外気温が低い場所などにいくと、血管が収縮し、血圧が上がってしまいますよね。実は犬も同じことが起こるため、体が冷えてしまっているの心臓に負担がかかり、心臓病のリスクが高まってしまいます。
特に、シニア犬や普段から心臓に不安のある犬は、心臓への負担が更に大きくなってしまうため注意が必要です。
関節痛
冷えることで関節が痛くなり、歩いたり動いたりすることに支障がでてしまうことがあります。
もともと関節に何らかの問題がある場合は、冷えにより更に関節の痛みが強くなりがちです。
関節というのは周りに筋肉や血管が少ないため、気温が低いと関節の周りの血流が滞り、筋肉が強張ってしまいます。冷えによって硬くなった関節は、伸縮する際に付着部に負荷がかかってしまい、関節の痛みがより増すようになります。
ウォーキングなどにつ入れていってあげるとよいかもしれませんね♪
腎臓病
心臓や関節だけでなく、腎臓にも冷えからくる負担はあります。
腎臓に何らかのトラブルをかかえている犬は、冷えることにより腎臓への血流量が低下し、腎臓病が悪化することがあります。
膀胱炎・尿石症
気温が低くなり、寒いと水を飲む量が減りますよね。
水を飲む量が減ってしまうと、尿が凝縮されてしまいます。
また、冷え性によって免疫が低下すると膀胱内が細菌に感染してしまうこともあるので注意が必要です。
ケンネルコフ
ウイルスや細菌などにより感染してしまう、伝染性の呼吸器疾患の総称のこと。
吐き戻すような咳をしたり、機関が圧迫されているような特徴的な咳をします。発熱や呼吸が苦しそうに見えることもあります。
ケンネルとは「犬舎・犬小屋」、コフは「咳」のことで、ケンネルコフは1匹がかかってしまうと他の犬にもうつってしまう病気です。
犬がたくさんいるドッグランやドッグカフェなどに出かけた際、感染しないように気をつけてくださいね。
下痢
犬は冬の寒い時期の方が下痢になりやすいのです。
寒さによるストレスなどで自律神経に影響が出ると大腸の蠕動運動が活発になり過ぎてしまい、直腸に便が運ばれるまでの間に体内に水分を吸収できず、水分の多い便、すなわち下痢になってしまいます。
また、飲む水の温度が冷たすぎても下痢になってしまうことがあるので、寒い日などは水の温度は冷たすぎないかどうかを気にしてあげるとよいかと思います。
犬の下痢の症状は「冷え」だけではないので、他の病気だったり、ストレスがあったりなど原因はさまざまですので、下痢が続くようであれば、動物病院を受診しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
犬も私たち人間と同様で冷え症になるということがわかりました。
犬も寒さは大敵です。寒いと体調を崩してしまいます。
冷えから考えられる病気についてもまとめてみました。
愛犬が冷え性なのかどうかも理解しておくことが大切です。肉球で確認してみましょう!

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